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戦後79年・沖縄慰霊の日 「子や孫のために戦争のない世の中に」 各地で鎮魂と平和の祈りに包まれる
6月23日は沖縄戦から79年目の慰霊の日。平和と鎮魂の祈りが捧げられた。
糸満市の平和の礎に多くの人が訪れ、戦争で犠牲になった家族を悼む。
沖縄は平和と鎮魂の祈りに包まれた1日。家族や遺族が戦争の無意味さを訴えた。
![戦後79年・沖縄慰霊の日 「子や孫のために戦争のない世の中に」 各地で鎮魂と平和の祈りに包まれる](/img/article/20240623/66780bb970911.jpg)
6月23日は沖縄戦から79年目の慰霊の日です。県内各地では平和と鎮魂の祈りが捧げられました。
沖縄戦の組織的な戦闘が終了したとされる6月23日。「慰霊の日」の23日、糸満市の平和の礎には朝から多くの人が訪れ戦争で犠牲になった家族を悼みました。
サイパンで家族7人を失くした女性
「みんな戦争で水を欲しがっていた。その時を思い出して、本当つらいです。子や孫のために二度と戦争がないようにと祈っています」
熊本県に疎開していた女性(90)
「帰ってきたら誰もいなかった。どこで死んだかもわからないし。探して歩くのも大変でした」
身元が分からない遺骨を集めて建立された魂魄の塔。遺骨が見つかっていない遺族が訪れました。
嘉手納町から参加(90)
「この辺で戦って戦死して来年は80年、年だから来れないからきょう来たわけです。戦争はあってはいけない、兄貴たちで最後にして十分」
宮古島出身の祖父と孫
「これからは子や孫たちが戦争にあわないように、戦争のない世の中になってほしい」
「戦争でいいことはなくて失うものしかない。戦争はあるべきではない。避けた方がいいと感じられた」
この日1日、沖縄は平和と鎮魂の祈りに包まれました。