実は生でも食べられる! お手頃野菜「小松菜」でごちそうを おかず、焼きうどん…簡単6レシピ

AI要約

小松菜を使った料理のアイデアとレシピを紹介しています。小松菜の特徴や調理のポイント、料理の幅の広さを紹介しています。

小松菜の調理方法やレトルトスープへのちょい足し、油揚げとの煮びたしのレシピを具体的に紹介しています。

小松菜を使った料理で、手軽に栄養バランスを整えることができることを提案しています。

実は生でも食べられる! お手頃野菜「小松菜」でごちそうを おかず、焼きうどん…簡単6レシピ

 料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。

 どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか? 

 今回のテーマは「小松菜を使ってみよう」です。

 食材の値上がりが続く中、小松菜は手頃な値段をキープしてくれているありがたい存在。カルシウムやたんぱく質も含む、緑黄色野菜のひとつです。アクが少なく、いろんな料理に合わせやすいのもいいところ。

 「使ったことがない」という人も多いようなので、今回のコラムをきっかけに身近な存在にしてみませんか。

 「罪悪感撲滅」シリーズらしく、レトルトなどに「ちょい足し」してみようという提案から始めていきたいと思います。

 まずは、買ってきたら最初にやってほしいこと。

 冷水に20分ほど浸けましょう。全体が浸からなくてもいいです。こうすることでシャキッとした、よい食感がよみがえります。

 使うときは根本のところを切り落とします。内側に土が残っていることもあるので、水で洗って、水気をよく切ってから調理します。

 最初は「ちょい足し」から。小松菜ひと株を6~7ミリ幅に刻んで、レンジ可の容器に「水 小さじ1」と一緒に入れて、500Wで1分ほど加熱しておきましょう。

 これでもう、あれこれちょい足しできます。

 カップスープやレトルトスープ、レトルト春雨やインスタントラーメン、あるいはチャーハンやパスタにと、広く加えられますよ。こんなことでも栄養バランスはよりよい方向に整えられます。

 写真はトマトクリームのレトルトスープ。よく合いました。ポタージュ系やミネストローネに加えるのもいいですね。あるいは、カップ味噌汁に足すのでも。

 小松菜といえば、代表的な料理のひとつが「油揚げとの煮びたし」です。めんつゆを使って、手軽に作ってみましょうか。

■材料(2人分)

・小松菜:100g

・油揚げ:1枚

・めんつゆ(3倍濃縮):大さじ2と1/2

・水:200ml

 茎は4センチ長さに切って、葉のところは2等分に切ってください。

 油揚げはこんな感じで切り分けてください。ざっと1枚を20等分、なんていうと逆に分かりにくいかな。短冊切り、とも呼ばれます。

※もし、油揚げを触ってベタベタするようであれば、キッチンペーパーで両側からしっかりはさんで、余分な油を吸わせてから切ってください。

 フッ素加工のフライパンに茎と油揚げ、水、めんつゆを入れて中火にかけます。ぐつぐつと沸いてきたらフタをして1分30秒ほど煮ます。

 ポイントはしっかり煮えてきてからフタをすること。じっくりと蒸し煮にして、油揚げに味を染ませます。

 1分30秒経ったらフタをあけて、小松菜の葉を加えてください。葉はすぐ火が通るので、全体を菜箸でよく混ぜたらもう完成です。

 あれば、仕上げにごまをふるのもおすすめ。食べ飽きない一品になりますよ。