50代、夜中に足がつる!激痛で目が覚めてしまう対処法

AI要約

睡眠に関する悩みを解決するためのヒントが提供されています。足がつる対策や夜中のトイレ問題、ホットフラッシュ対策など様々なアドバイスがあります。

レッグウォーマーやノンアルコールのお酒、着替えの用意など具体的な方法が紹介されています。

更年期症状の改善が睡眠の質向上につながり、メンタルの安定や他の症状の緩和につながるとしています。

50代、夜中に足がつる!激痛で目が覚めてしまう対処法

夜中のトイレや突然の寝汗をはじめとする睡眠悩みに、高尾先生が解決のヒントを提供! 眠りが改善されるとメンタルの調子もよくなり、ほかの更年期症状も落ち着くいいスパイラルが生まれやすい。

■レッグウォーマーで着圧をかけて寝る

足がつるのは、血中イオン濃度がアンバランスになり筋肉が過剰に収縮するから。「寝る前にイオン飲料を100㎖ほど飲むと予防になります。また筋肉をバランスよく支える着圧タイツも◎。つま先が覆われていると熱が逃げないため深部体温が下がりにくく、寝つきに悪影響。足裏が出ている、かかとまでのレッグウォーマーがおすすめ。つま先が伸びているとつりやすいので、足首の角度を直角にして横向きで寝るのもいいですよ」。

■夜のお酒は2杯目からをノンアルコールに

アルコールは利尿作用が強いため、夜中のトイレに悩む人は夜の飲酒量の見直しを。「22時ごろまで飲んでいたとしたら利尿作用が働くのが夜中2~3時。これを逆算すれば、何時までにアルコールを切り上げれば夜間に尿意がこないかが、だいたい予測できると思います。晩酌は最初の1杯だけにして、2杯目以降はノンアルコールにするなどしてみましょう。コース料理の最後に出る飲み物も、利尿作用の高いコーヒーは避け、ハーブティーなどにすると夜の尿意対策になります。週に半分以上、尿意で起きる日がある人は、泌尿器科を受診してみてください。子宮筋腫などがあって膀胱を圧迫してしまっている可能性も」。

■寝るときにベッドの横に着替えを用意

更年期の代表的な症状であるのぼせやホットフラッシュは、睡眠の満足度を著しく下げる要因。「私も以前経験がありますが、首元にボイラーがあって突然ボッと着火する感じ。当時は枕元のパッと手にとれる場所に着替えを用意して寝ていました。着替え時に光を浴びてしまうとその後寝つけなくなるため、明かりをつけずに完了させるのがポイントです。さまざまな更年期症状の中でも、のぼせやホットフラッシュはホルモン補充療法やエクオール(女性ホルモン様作用を期待できる物質)による効果が比較的出やすい。治療やサプリメント使用を始めたなら割と早く効いて、寝汗で起きることもグッと減ってくるでしょう」。