日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」が涼しい~!高原サイクリングもおすすめ

AI要約

日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」での涼しいキャンプ体験を紹介。

標高2034mで爽やかな風と美しい景色を楽しむ。

夜は満天の星空や朝は雲海の美しい絶景を楽しめる。

日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」が涼しい~!高原サイクリングもおすすめ

酷暑は辛いけど、ソト遊びはしたい…。そんなジレンマを解決してくれるのが「涼しい場所でのキャンプ」だ。

そこで、気持ちいい風を浴びながら、絶景を望む高原で遊び尽くせる、そんな日本一標高の高いキャンプ場「CAMP ONTAKE」をピックアップ。

昼間は高原サイクリング、夜は無数の星空を眺めるなど、アクティビティも豊富なのだ。

自転車好きライターの山本と、BE-PAL.NETでヘルシーキャンプ飯のレシピなどを紹介している料理研究家の小牧由美夫妻が体験!ふたりでキャンプや低山ハイクを楽しむことが多い。

標高 2,034m

市街地との温度差 –12度C

午後3時過ぎ、キャンプサイト「CAMP ONTAKE」に着くと、爽やかで涼しい風に驚かされた。標高2034m。目の前には、甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳を望む。カッコウの鳴き声も心地よく響く。気温は、なんと19度C! 1時間ほど前、地元食材を買うために立ち寄った「道の駅 木曽福島(標高約740m)」の温度計が31度Cを示していたのが噓のよう。

 

テントの設営を終えると上着が必要なほどで、もはや寒いレベル。御嶽山頂に夕陽が沈むころ、キャンプ場に入る前に周辺のスーパーや道の駅などで仕入れた旬の食材を使った料理が完成。野沢菜、ワサビ、桃、そしてアユ。食欲が落ちやすい暑い季節には、見た目にも清涼感のあるキャンプ飯がうれしい。

 

すっかり日が暮れると、夜空に無数の星が輝き始めた。下界の町明かりがほとんど見えないため、星が驚くほど見える。満天の星と、いくつもの人工衛星を眺めてゆっくりと過ごした。序盤こそ月の光の影響を受けていたが、深夜になると月も隠れ、天の川まで目視できるように。まさに極上の美しさだ。

 

いつまでも星空を眺めていたかったが、夜明けの雲海に備えて寝ることに。午前3時を過ぎると、東の空がほんのり赤く染まり始めた。不思議な鳥の声も聞こえる。テントの外に出るとめっちゃ寒い。気温は11度C。

 

慌ててダウンジャケットを着て視線を上げると、目の前の谷に雲海が…。山並みと雲と朝陽が織りなす絶景。この場所でキャンプをしたからこそ見ることができた、特別なシーンだ。

 

夜明け前から空高く太陽が昇るまで、雲海は刻々と姿を変えながら絶えず目を楽しませてくれた。標高2034m。日本一高所にあるキャンプ場からの景色は、一生の思い出になるだろう。

 

ここは、御嶽スキー場のゲレンデを活用したキャンプオンタケの「雲の上エリア」という特別なサイト。1日6組限定。サイトへのクルマの乗り入れができず、傾斜地にあり、キャンプ場指定のタープ使用が必須。そんな制約を差し引いても余りある、夏でも涼しく快適で、特別な感動を味わえる場所だった。

 

キャンプ道具を片付けたら、高原サイクリングに出発だ!

◆サイト近くまでクルマでGO!

ルーフトップに自転車を積んでキャンプ場へ。雪渓が残る御嶽山頂や、遠くの山並みを見渡す道中の景色も素晴らしかった。

◆天の川まで見える

これまで何度も天の川を見るためにキャンプに出かけたが、ふたりで見られたのは今回が初。「怖いぐらいきれいでした!」と小牧さん。

◆充実した設備で高所でも快適!

サイト近くには、避難小屋を兼ねた建物がある。この中に清潔なトイレや無人の売店があり、暖房も効いていて快適だった。

無人販売のコーヒーやスナックも。

薪は1缶300円と格安。

クルマで約10分の受付棟には大浴場もある。

景観保護のためキャンプ場指定のタープ使用がマスト。