京都市内をアートで巡るArt Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」が開幕

AI要約

Art Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」が2024年9月3日から2ヶ月間開催される。京都にゆかりのある14名のアーティストが10箇所の会場で展示を行う。

参加アーティストには若手からキャリアのある作家までが集まり、それぞれの空間と作品が呼応する様子に注目が集まる。

キュレーターによる紀行文も全会場を繋ぎ、まちとアートを新たな体験として提供する。

京都市内をアートで巡るArt Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」が開幕

京都市内10箇所を会場に京都にゆかりのあるアーティスト14名の展示を行うArt Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」が、2024年9月3日(火)から、およそ2ヶ月間開催される。

宿泊施設、商業施設、公共空間など文化と歴史のまち京都を物語る10会場を巡るアートプロジェクトArt Rhizome KYOTO 2024「逆旅京都」が開幕する。「逆旅」は宿を意味する言葉で、さまざまな人・もの・出来事を迎え入れてきた京都全体を宿のようなものとしてイメージしているという。

14名の京都にゆかりあるアーティストが参加。現在京都市立芸術大学博士課程在学中の漆芸家・呉雯雯、2019年に銀座メゾンエルメスで個展開催など国内外での活躍が目覚ましい湊茉莉、数々の美術展や映画祭で作品を発表し注目を集める映像作家・美術家の林勇気や、2024年京都市芸術新人賞を受賞した宮田彩加、本誌『Numero TOKYO』2024年4月号でも紹介した長谷川由貴など、新進気鋭の若手から評価の高まりを見せるキャリアのある作家までが集う。

それぞれの空間と作品が呼応するさまに注目したい。京都市役所分庁舎では、画家の高田マルが全長約10mのガラス面を用い、日記の記述と公開をめぐる絵画の大型インスタレーションを公開。また、ホテル ザ セレスティン京都祇園では、吹き抜けのメインロビーを会場に、染織作家・清原遥が揺れ動く景色をテーマとしたテキスタイルインスタレーションを展開する。

全会場を、キュレーター・金澤韻による紀行文が繋ぐのも見どころのひとつ。テキストを通して、まちとアートを発見する新たな体験となりそうだ。

※掲載情報は9月1日時点のものです。

開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。