あなたも間違えてるかも!?やってはいけない「もやし」の保存方法

AI要約

もやしは冷蔵室に保存し、袋の口を開けておくことで低温を保つ。

消費期限が書かれているもやしは早めに使用し、書かれていない場合はできるだけ早く消費する。

もやしは水分が多く、雑菌が繁殖しやすいので注意が必要。

あなたも間違えてるかも!?やってはいけない「もやし」の保存方法

年間をとおして安定的な価格で手に入る家計の救世主、もやし。調理も簡単だし、買ったあとはあまり何も考えずに保管している人も多いのでは。

でも、野菜の専門家が見ると、「これはやめて!」と言いたくなるようなNG保存方法をしている場合があるようです。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、もやしを保存する際にやりがちな3つのNGを教えてもらいます。

もやしは野菜だから、冷蔵庫の野菜室へ!と思っていませんか? じつはNG。もやしは野菜室ではなく冷蔵室へ入れてください。もやしは約95%が水分で、なんとトマトやキャベツよりも水分量が多く、いたみやすい性質があります。

また、日の当たらない工場内で生育されていて、もちろんそのおかげで天候の影響を受けずに価格が安定するのはうれしい側面ですが、発芽時にぬるま湯に浸けられていたり日光を浴びていなかったりと、雑菌が繁殖しやすい要素が多いのです。そのため、野菜室よりも温度が低い冷蔵室に入れるようにしましょう。

もやしを買ってきたら、袋の口を少しだけ開けてから冷蔵庫に入れるのがおすすめです。袋を開けずに密閉していたほうが日持ちするのでは? と思われるかもしれませんが、大事なのは温度。

前述のように、もやしはできるだけ低温で保存したい野菜です。そのため、袋の口を少し開けておくことによって、冷蔵庫内の冷たい空気が袋内にしっかり入り、開けなかった場合よりも低温を保つことができるのです。

もやしは消費期限が書いてあるめずらしい野菜です。ここまで解説してきたように、とにかくいたみやすい野菜なので、パッケージに消費期限を記載することが推奨されています。場合によっては買った当日が消費期限、というパターンもあるため、必ず確認するようにしましょう。

なお、消費期限の記載は法令等で義務化されているわけではないので、すべての商品に書かれているわけではありません。消費期限が書いていないもやしについては、できるかぎり早めに使うのがおすすめです。