「給食の食べ残しは“ゴミではなく貴重な資源”」もったいないを減らす!廃棄されてしまう食べ残しを肥料として再利用【アスヨク!】

AI要約

小川町の農村地帯で、桑原衛さんが学校給食の食べ残しを活用したエネルギーを作る取り組みを紹介。

桑原さんは地域の資源を活用し、食べ残しを肥料やガスに変える取り組みを30年間続けている。

彼の活動により、食べ残しを無駄にすることなく、地域の暮らしを豊かにすることが目指されている。

「給食の食べ残しは“ゴミではなく貴重な資源”」もったいないを減らす!廃棄されてしまう食べ残しを肥料として再利用【アスヨク!】

埼玉県小川町の農村地帯。

桑原衛さん:

きょうは、学校給食の残飯と野菜クズを入れて結構いい肥料ができます。

学校給食の余りで作る“食べ残しエネルギー”。作業を行っているのは桑原衛(くわばら・まもる)さん(67)です。

桑原衛さん:

バイオガスプラントと言って、(生ゴミなどを)空気のないところで発酵させて、ガスと肥料を作る場所です。

桑原さんは仲間とともに、町内の学校から出た給食の残りなどを毎日回収。 それを特殊な技術で約100日発酵させ、化学物質を使わない“食べ残しエネルギー”を作っています。

桑原衛さん:

(給食の残飯は)元々、燃やしていたのでとてももったいないですよね。それだったらみんなで力を合わせて地域の役に立つようなものを作ってみようと。

この“食べ残しエネルギー”で、白菜やイチゴなどの野菜を生産し、町内の直売所などで販売しています。

桑原さんは、「給食の食べ残しは“ゴミではなく貴重な資源”」という思いから、30年に渡り活動を続けています。

桑原衛さん:

自分たちの住んでいる地域にあるものを最大限活用して暮らしが豊かになっていくといいなと。

本来は廃棄してしまうことの方が多い食べ残し。それを資源として活用し、もったいないを減らす桑原さんの活動はあすも続きます。

(「イット!」7月18日放送より)