今しか出回らない水ナス。見つけたら即買い! 手でちぎって生で。「ひと手間」加えても

AI要約

ナスの食べ切りシリーズ第1弾は水ナスのピリ辛浅漬け。水ナスのジューシーさを生かして、かんずりとの組み合わせが絶妙。

手軽に作れる浅漬けで、季節の味を存分に楽しめる。かんずりの風味が食欲をそそる一品。

次回は長ナスのレシピをお届け。新たなアレンジで長ナスの魅力を再発見。

今しか出回らない水ナス。見つけたら即買い! 手でちぎって生で。「ひと手間」加えても

「家にあるものでチャチャッとおいしいものが作れるようになりたい」

そう思っている方は多いのではないでしょうか。

その悩みを上手に解決してくれるのが、アルモンデ料理家、大塚佑子さん。

「アルモンデ」は「今あるもので」「季節にあるもので」の意味。

今が旬で、種類も豊富に出回っているナス。その「ナスの食べ切りシリーズ」を全5回でお届けします。

今回ご紹介するのは、「水ナスのピリ辛浅漬け」です。

コロンと丸くて皮が薄く、瑞々しい水ナス。夏にしか出回らないので、見つけたら買うしかない! まずは、生で食べてみてください。そのジューシーさに感動すること間違いなしです。

ヘタを落として、包丁で少し切れ目を入れると、簡単に手で割くことができます。噛み締めるたびにほとばしる果汁がたまらない!

そのまま醤油をかけて刺身のように食べたり、オリーブオイルやレモンと合わせてサラダにしたり、ナムルのようにしてみたり。

生で楽しんだ後は、ぜひ浅漬けでお楽しみください。その後は浅漬けにしてみましょう。生とはまた違うしっとり上品な味わいに魅了されます。

今回は水ナスの浅漬けに、新潟特産の発酵辛味調味料「かんずり」を合わせてみました。

かんずりは、新潟県妙高地方の伝統発酵調味料です。出来上がりまでに4年を要する、手間暇の賜物。貴重なものですが、スーパーでも気軽に買えます。

冬の間、雪の上に唐辛子を晒すことで、辛味やアクがまろやかになり、唐辛子の深い辛味と旨みをしっかり感じることができます。鍋の薬味に使われることが多いですが、旨み+辛味をもつ調味料として我が家では大活躍しています。

今回は市場にあまり出回らない、フレッシュ感たっぷりな「生」かんずりを使用しました。見つけたらすぐに買ってほしい一品です。

が、もちろん普通のかんずりでもOK。コチュジャンでも良いですね。

<材料>

水ナス/かんずり/塩/万能ネギ

<作り方>

【1】水ナスはヘタを切り落とし、ヘタをとった部分に浅く十文字に切り込みを入れ、手でさく。1/4~1/6等分くらいの大きさにしものをビニール袋に入れ、塩を3つまみほど加えてよく揉み、空気を抜くように縛って15~30分ほど置いておく。万能ネギは小口切りにする。

【2】水ナスがしんなりして全体的に水分が出たらOK。味をみて塩が強すぎるようであればさっと水洗いする。

【3】水気を切ったナスをボウルに入れ、かんずりを加えてよく混ぜ合わせる。量はお好みで。かんずりにも塩気があるので、少しずつ味見しながら加えていくのがおすすめ。器に盛り、万能ネギを散らして出来上がり。

:arrow_down:アルモンデ、ここが大切

※水なすは刃物できるより、手で割いた方が塩がまわりやすく、食感も良いです。

※今回はかんずりを使いましたが、豆板醤や一味、七味などでも美味しいです。豆板醤は、かんずりと同じく、発酵辛味調味料です。

※青ねぎは他の薬味でももちろんOK。紫蘇や茗荷にすると雰囲気が変わります。

【8月22日木曜日は「長ナス」レシピをお届けします】