「日本のものに惚れました」 フランス人が驚愕した日本で食べたスイーツ 母国との違いとは

AI要約

フランス人大学生が初めて日本を訪れ、日本のスイーツに驚きを覚える

特に、フランスと日本でのクレープの違いに驚く

フランスのクレープは異なるスタイルで、日本のクレープは食べ歩きに最適

「日本のものに惚れました」 フランス人が驚愕した日本で食べたスイーツ 母国との違いとは

 海外を訪れると、日本発祥の食べ物を目にすることも少なくありません。ときにはその違いに驚くことも。初めて日本を訪れているフランス人大学生も、母国発祥のスイーツを日本で食べ、その違いに驚いたそうです。いったい、どのようなスイーツなのでしょうか。

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 友人とともに、2週間の予定で初めて日本を訪れているフランス人大学生のマチスさん。話を聞いた日、友人は京都で別行動をしており、マチスさんは東京を散策していました。

 現在、フランスの大学で経済を学んでいるマチスさんは、将来的にはアジアの大学で経済学を学んでみたいとも考えているそう。今回の日本旅行で、初めてアジアに滞在。母国のフランスとはまったく異なる環境ですが、マチスさんにとって好印象しか残っていないようです。

「日本は素晴らしいです。何もかも美しいと感じました。人、街、文化、そして食事。とても楽しんでいます」

 日本の食のなかでも、マチスさんが注目したのはスイーツでした。

「僕はフランス人ですし、スイーツが大好きです。日本に来てスイーツをたくさん食べました」

 ただ、同じスイーツでもフランスとまったく異なる見た目に、マチスさんは驚きを隠せなかったといいます。

「驚いたのはクレープですね。日本のクレープはトッピングの具材が中に入って、巻かれています。でも、フランスだとクレープは基本巻きません。トッピングも中に入れるのではなく、上に散らします。トップにあるから、トッピングと呼ぶでしょう?」

 クレープは、フランス北西部に位置するブルターニュ地方発祥のそば粉のガレットが起源といわれています。本場のフランスには、生地の上にジャムや砂糖を振りかけた甘い味のものや、ハムやチーズをのせた甘くない味のものがあります。いずれも温かいものを平たく折りたたみ、フォークとナイフを使って食べることが多いそうです。

 一方、日本ではホイップクリームやフルーツ、チョコレートなどを焼いた生地の上にのせ、くるりとラッパ状に包んだものを食べるのが一般的です。このスタイルのクレープが誕生したのは、1970年代に原宿の竹下通りで販売されたのがきっかけといわれています。クレープ目当てに若者が竹下通りに集まり出し、日本独自のスタイルに発展していきました。

「日本のクレープは食べ歩きに最適ですし、味もおいしかったです。日本のクレープに惚れましたね」

 そう笑顔を見せたマチスさん。残りの滞在も、おいしいものを食べながら思う存分、日本を満喫してほしいですね。