5匹の猫と暮らすミキ・亜生「むちゃくちゃわかる!」と共感 猫の不思議な力を科学的に検証した一冊(レビュー)

AI要約

芸人の亜生(ミキ)さんが共感した『にゃんこパワー』は、猫が持つ不思議な力を科学的に考察した一冊である。

猫との暮らしや保護猫活動を通じて、亜生さんが猫が与える影響や幸せを感じる理由を語っている。

猫は飼い主に線を引く存在であり、25ヘルツの喉の鳴き声が心を落ち着かせることなど、猫との暮らしで変化を感じたエピソードも共有されている。

5匹の猫と暮らすミキ・亜生「むちゃくちゃわかる!」と共感 猫の不思議な力を科学的に検証した一冊(レビュー)

 5匹の猫と暮らし、保護猫活動も行っている芸人の亜生(ミキ)さんが「むちゃくちゃわかる!」と共感した一冊がある。

 猫好きなら薄々感じたことのある不思議な力を科学的に考察した『にゃんこパワー―科学が教えてくれる猫の癒しの秘密―』だ。

 そばにいるだけでポジティブになるし、幸福感が高まるし、よく眠れるし、さらにストレスも減ると、猫好きなら実感しているというが、亜生さんはどこに注目したのか? 

 僕はよく「人間味がない」と言われてきたんです。昔はほんまに他人に興味がなくて。でも、猫という喋られへん動物相手には、こっちが理解する必要があるとわかってから、動物全般に対しても変わっていきました。母親にも、猫を飼いだしてからは人間っぽくなったと言われるし、人間にも優しくなったと思います。猫が変えてくれましたね。

 僕が初めて猫を拾ったのはもう8年ぐらい前になるんですけど、猫を拾いだしてから仕事がうまくいくようになったし、今の奥さんとも知り合ったし、全部が全部順調に行くようになったんです。本にもありましたけど、僕にとって猫は、まさに「幸せを運ぶ」存在です。

 この本の「はじめに」の、猫は飼い主に「『ここまではいいけど、これ以上はダメ』とはっきり一線を引きます」というところ、めちゃくちゃわかる! と思って。ここでもう掴まれました。これは猫飼ったことある人しかわからへんというか、普通は飼い主に対して線を引く動物なんていないと思うんですよ。でも猫は「なでてもいいけど顔埋めんのはお前ちょっとちゃうやろ」とか「今は違うやろ」っていう顔めっちゃしたりするんです。あ、外国の猫もそうなんや、世界共通なんやと思って嬉しくなりましたね。

 猫が喉をゴロゴロ鳴らすのは25ヘルツで心が落ち着くと書いてあったのも、もうまさにその通りで。日々めちゃくちゃ感じてます。今日も朝から聞いて、ほんまに落ち着いたし。「やっぱりこれ落ち着いてるんや」って思いましたね。猫を飼って圧倒的に増えたのは、家での時間です。休みの日に無駄に外に出なくなった。前は休みに家にずっといると、その夜に丸一日何もやってないやんってなるのが嫌やって。もったいないというか、しんどかったんです。でも猫を飼いだしてからは、今日猫といたしな、と、家にいることが苦じゃなくなりました。昨日は夕方まで休みでしたが、ずっと家で猫を触って。暑くなったから長い毛の子はちょっと切ったりお腹の毛を剃ったり。あとは足りなくなったおやつを注文したりと、最高に充実してました。