エアコンで体が冷え切っていない?夏の“冷え”を回避する5つの方法【お手本は南国のライフスタイル】

AI要約

夏の冷えに注意が必要で、特に女性は冷えやすい。冷えが放置されると身体の不調を引き起こす可能性がある。

シンガポールでは運動が盛んであり、運動を続けている人は冷えがしにくいと言われる。体幹を鍛えることで基礎代謝が上がり、体温を保つことができる。

シンガポールでは冷たい飲み物よりも温かい飲み物が好まれ、暑い日でも常温の飲み物を選ぶ人が多い。マイボトルを持ち歩き、体調に合わせたお茶を楽しむ人も増えている。

エアコンで体が冷え切っていない?夏の“冷え”を回避する5つの方法【お手本は南国のライフスタイル】

昨今の猛暑で注意が必要なのが「夏の冷え」。女性はとくに冬、冷え性に悩む人が多いが、実は夏の冷えは気が付きにくく、体調を崩す原因になり得る。女性は男性に比べて筋肉量が少ないうえ、生理のときは血流が滞りやすく、冷えやすい。冷えを放っておくと、肩こりや腰痛、月経痛などに繋がる恐れがある。今回は、赤道直下で、一年中温暖な気候の南国シンガポール在住の桑子麻衣子さんが、現地の人々へ取材した夏の冷え対策を紹介してくれる。

「意外!」と思うかもしれないが、シンガポールは運動大国。ランナーはそこら中にいるうえ、運動施設はここ数年で増え続けている。また、ここ最近はエコや健康、そしてウィルス対策の観点から、移動手段を自転車にシフトする人も急増中だ。

運動をする目的はそれぞれ異なるが、運動を続けている人は体が冷えづらいと口をそろえて言う。とくに体幹がしっかりしている人は、冷えに強いよう。筋肉量が増えることで基礎代謝が上がり、体から生み出される熱が増えるため、体を温かく保つことができるのだ。また第二の心臓ともいわれているふくらはぎの筋肉をつけると、筋肉のポンプ機能で、血液の流れをよくしてくれる。

冷え対策のための運動は、スクワット、階段の上り下り、負荷を加えたウォーキングなどさまざま。レジスタンスバンドを利用した体幹強化エクササイズは、激しすぎないため続けやすく、おすすめだ。

気温が高いと、ついキンキンに冷えた飲み物を飲みたくなる。けれど、冷たい飲み物をこの国で飲む人は少ない。飲食店に行って水を頼むと、「Warm water (白湯)?」と聞かれることがほとんど。「Cold water?」と聞かれないことからも、それだけ「Warm water」を選択する人が多いことが伺える。ちなみにローカルの人は、冷たいほうがおいしいはずのビールさえも常温で飲む人が多い。

最近ではマイボトルを持ち歩くことが習慣化されつつあるシンガポール。中国からのお茶文化が根付いているので、耐熱ボトルに熱湯を淹れ、その日の体調に合わせた茶葉を楽しむ女性も多い。オフィスの冷え対策で人気なのは、血流をよくしてくれる紅茶葉とスライスしたジンジャーが入った「ジンジャー紅茶」。冷えを和らげてくれるシナモンパウダーをお好みで加えると、さらに効果が期待できる。