介護のストレスを発散するために 気心知れたご近所さんを前に私が演じる役は

AI要約
介護する人へのメッセージ介護者にとっての息抜きの重要性日常の愚痴を言うことの効果
介護のストレスを発散するために 気心知れたご近所さんを前に私が演じる役は

介護の現場で出会った人から「幸せになる方法」を教わった、と語る介護福祉士でイラストレーターの高橋恵子さん。今度はあなたに、イラストと言葉でメッセージを届けます。

家族介護の負担を、背負っている人には、

そのストレスに、圧倒されてしまう前に、

日々のなかに、かる~く愚痴を言える合間を、

ちょくちょく設けてあげることをオススメします。

というのも、介護する人のがんばりは

その多くが、個人の許容量を超えているものです。

しかもひとり耐え、愚痴ひとつこぼさない人のほうが、

圧倒的に多いように見受けられます。 

だから介護者は、あえて思いきって悪役を演じるような気持ちで、

買い物や外出の合間に、日々の愚痴を小出しにしてみる。

実際は悪役でもなんでもなく、

人間らしい素直な姿ではありますが、

それは、気軽な息抜きになります。

なにより、息抜きをあなどるなかれ。

張り詰めていた気持ちが軽くなるのはもちろん、

今まで持てなかった明るい視点が、ふと、もたらされるなど、

その効能をどなたも実感したことがあるでしょう。

誰にも言えない悩みとして、

日々のご苦労やストレスが石化してしまう前に。 

その肩の荷を、

ちょっとおろしてあげる気持ちで、

小さな愚痴をご自身に許してあげませんか?

《高橋恵子さんの体験をもとにした作品ですが、個人情報への配慮から、登場人物の名前などは変えてあります。》