マカオカジノ監理当局と警察が2日間にわたり5施設のVIPルームに対する抜き打ち検査実施

AI要約

マカオ政府ゲーミング監察協調局は、司法警察局と共同でカジノ施設に抜き打ち検査を実施した。

検査の結果、違反や犯罪は見つからず、新法に関する運用状況も確認した。

DICJは今後も治安維持に向け、PJとの協力を強化し検査を継続するという。

マカオカジノ監理当局と警察が2日間にわたり5施設のVIPルームに対する抜き打ち検査実施

 マカオ政府ゲーミング(カジノ)監察協調局(DICJ)は8月8日、秩序あるカジノ経営とその治安環境の確保を目的として、同月2日と6日の2日間にわたり、司法警察局(PJ)と合同で5つのカジノ施設(シティ・オブ・ドリームズ、ウィンパレス、グランドリスボアパレス、ギャラクシーマカオ、MGMコタイ)に対する抜き打ち検査を実施したと発表。

 今回の抜き打ち検査にはDICJのカジノ監理検査員とPJの刑事捜査員が13人ずつ出動し、カジノ経営ライセンス保有事業者による直営のVIPルームにおける違反の有無のチェックが主で、カジノ関連犯罪の抑止と取り締まりのためのパトロールを兼ねたものだったとのこと。

 なお、2日間の検査において、177人(129人、48人)に対する調査を行った結果、カジノ入場禁止対象者及び警察が詳しい調べを行う必要とする者はおらず、違反や犯罪についても見つからなかったとした。

 このほか、同月1日に施行されたカジノ与信に関する新法の運用状況についても、今回の抜き打ち調査で確認を行ったという。

 DICJでは、今後もPJとの協力を強化し、カジノ施設に対する抜き打ち検査の実施を通じ、カジノ及び周辺の秩序と治安の維持に取り組んでいくとのこと。