誰のこころにも必ずある「妬み」「嫉み」「執着」のネガティブ感情を解放する「超シンプルな方法」セラピストが教える

AI要約

理学療法士のOCO氏が気づいた「本当の自分」を知る重要性について述べられた内容。

嫉妬やねたみなどの感情が湧きあがった際の対処法について詳細に解説されている。

自分との距離を近づけることで、本当の自分を知り、自己信頼を築く方法について示唆されている。

誰のこころにも必ずある「妬み」「嫉み」「執着」のネガティブ感情を解放する「超シンプルな方法」セラピストが教える

元理学療法士として、急性期から在宅までの幅広い疾患と病期のリハビリテーションに携わり、現在は多くの経営者や教育・美容・芸能業界の人々など、それぞれのクライアントに合ったベストなアプローチで寄り添い“本当の幸せへ導くセラピスト”として注目を集める、プライマリー・プロフェッショナル・セラピストのOCO氏。

そんなOCO氏が辿り着いたのは、私たちの潜在意識に眠っている「本当の自分」を知ることの重要性――。

本稿では、自分を解放し、本当に望む「自分主体の人生」を生きるための極意を詰め込んだ同氏の『わたしの解放ガイド』より一部抜粋・編集し、嫉妬や妬みなどの感情が湧きあがったときの対処法について、詳しくご紹介します。

異性であれ同性であれ、「大好きだ」と思う近しい人が本当に好きなことをやっていて、光り輝いている姿を見たとき、どんな気持ちになるでしょうか。

「そんなあなたの姿を見ることができて、すごく幸せだな」という視点があれば、相手を尊重することができていますし、距離感も適正だと言えます。

けれど、「あの人には才能があるからでしょう」「わたしにはどうせムリだから」「もっとわたしがアドバイスした通りにすればいいのに!」といった嫉妬やねたみ、もやもやなど、ネガティブな気持ちが湧き起こってきた場合は、相手との距離が近くなりすぎている証拠。

距離が近すぎるからこそ、その他者のことばかりぐるぐると考え続けているのです。

嫉妬が湧いてくる原因はシンプルで、何らかのかたちで、自分がやりたいことをできていないから。「自分は好きなことをやってはいけない」というエゴブロック(注:無意識のうちに、自分で自分に課している制限で、潜在意識と健在意識の間にあるもの。図表参照)を、自分で自分にかけている可能性も考えられます。

なりたい自分になれないときは、無意識にエゴブロックが邪魔をしています。エゴブロックがあると、無意識に自分で自分の自己実現を阻んでしまい、「本当の自分が望んでいること」が見えなくなってしまうのです。

嫉妬やねたみは、基本的に「自分と誰か」という比較から生まれます。そこで、もう一度思い出していただきたいのは、いま自分は、「他者を介在させていないだろうか?」という視点。

キラキラ輝いている人を見て、もやもやした気持ちになったとしたら、「じゃあわたしも、やりたいことをやろう!」という方向に持っていくことが、こころにとっては健やかな流れです。

誰かの何かに嫉妬している、うらやんでいると感じたら、「相手」ではなく、「自分」を意識しましょう。

嫉妬は他者と自分との関係性に何らかの原因があるのではなく、顕在意識と潜在意識、つまり「自分との距離」が遠くなっていることが問題なのです。

自分との距離が近ければ、自分のやりたいこともわかっているし、具体的な行動に移して実行し、すでに充足を感じられているはず。それがわからないから、誰かの何かを欲しがっているのだ、と俯瞰して見るようにしましょう。

「自分自身を知る」ということは、本当に面白く、楽しい作業です。

自分で自分のことを理解するという感覚は、テストのための暗記的な学びではありません。気づいたり、許可したり、認めたり。もともと自分が持っているものに気づきながら、「あぁこれでいいんだ」という、どこか懐かしいような感覚なのです。

これまで見ようとしてこなかった、本当の自分に気づいていくたび、自分との距離はどんどん近づいて、「いまのわたしでいいんだ」という、自己信頼も生まれてくるものです。