東京湾岸エリア〈月島〉〈晴海〉〈勝どき〉1億円超えのタワマン「購入者3割が外国人」の現実

AI要約

タワーマンションの新築計画が全国で増加しており、特に首都圏が多い。

東京都23区におけるタワーマン計画は、港区が突出して進行中。

他県でもタワーマン計画が進行中で、完成時期の遅れもあるものの数は増え続けている。

東京湾岸エリア〈月島〉〈晴海〉〈勝どき〉1億円超えのタワマン「購入者3割が外国人」の現実

20階建て以上、高さにして60メートル以上を誇る、タワーマンション。通称、タワマン。全国で進行中の再開発計画と共に語られることが多く、今後も増え続けるといわれています。なかでも東京・都心や湾岸エリアに建つタワマンは資産性が高く、今後も値上がりが期待できることから、投資対象としても高い人気を誇ります。そんなタワマン、いま、誰が買っているのでしょうか。調査結果から紐解いていきます。

株式会社不動産経済研究所による『超高層マンション動向2024』によると、2024年以降に完成予定のタワマンは全国で321棟、戸数にして11万1,645戸。1年前の同調査から93棟、1万5,161戸増加しました。

なかでも多いのが「首都圏」で194棟・8万2,114戸。全国のタワマン計画の7割以上を占めます。「近畿圏」は43棟・1万3,472戸で、全国のタワマン計画の12%ほど。そのほかの地域に目を向けると、「福岡県」が12棟・2,040戸、「愛知県」が12棟・2,022戸、「広島県」が7棟・1,304戸、「岡山県」が3棟・1,202戸、「宮城県」が5棟・1,195戸、「北海道」5棟・912戸。昨今、コロナ禍による完成時期の遅延、さらには資材高騰などで、完成が後ろ倒しになる事案も。それでも、025年には1万4,000戸ほど、2026年には2万5,000戸が完成予定です。

首都圏のタワマン計画についてみていくと、突出しているのが「東京都23区」で 130棟・ 5万4,904戸。なかでも 「東京都港区」は35棟・1万3,201戸が進行中。ほか「東京都品川区」11棟、「東京都中央区」10棟、「東京都足立区」8棟、「東京都渋谷区」「東京都江戸川区」が7棟と続きます。

【東京23区のタワマン計画※5棟以上】

港区:35棟・13,201戸

品川区:11棟・4,677戸

中央区:10棟・6,513戸

足立区:8棟・3,423戸

渋谷区:7棟・1,645戸

江戸川区:7棟・3,102戸

葛飾区:6棟・4,033戸

板橋区:6棟・1,848戸

千代田区:5棟・319戸

新宿区:5棟・4,569戸

中野区:5棟・2,069戸

豊島区:5棟・2,692戸

また「神奈川県横浜市」では11棟、「神奈川県川崎市」では9棟を予定。現在、タワマン計画のない都道府県は、「石川県」や「鳥取県」など8県だけです。