「ヨーグルトの汁」はそのまま捨てないで!驚くほどおいしいミネストローネの作り方
ヨーグルトの汁であるホエーには栄養豊富な成分が含まれており、捨てるのはもったいない。
植松愛実さんによるミネストローネのレシピは、夏バテしやすい季節にぴったりで栄養豊富。
レシピの作り方や工夫など、ホエーを使ったミネストローネのポイントが紹介されている。
ヨーグルトを大容量サイズで買ってくると、食べている間にだんだん汁がたまってきますよね。なんとなく捨てながら「これ、もしかして栄養あるかも?」と思う人もいると思いますが、ホエー(乳清)と呼ばれるもので、実際に栄養豊富な成分。捨ててしまうのはもったいない!
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、夏バテしやすい季節でも食べやすく栄養たっぷりの、ホエーを使ったミネストローネの作りかたを教えてもらいます。
[材料]2~3人分
・お好きな野菜
…たとえば、にんじん1/4本、玉ねぎ1/4玉、キャベツ1枚など自宅で余っているもの。
ズッキーニやパプリカ、ネギやしめじ、ミックスビーンズの缶詰なども可。
・お好みでハーフベーコン…4枚程度(なくても可)
・カットトマト水煮缶…1/2缶 または トマト1個
・ホエー(ヨーグルトの汁)…50~100cc程度
・水…ホエーとあわせて300ccになる量
・コンソメ…キューブ2個または顆粒小さじ4
・サラダ油(またはオリーブオイル)…適量
・塩、こしょう…適量
[作りかた]
1。野菜はさいの目切りなど食べやすい大きさに切る。ベーコンは幅1cmの短冊切りにする。トマト缶でなく生のトマトを使う場合は、ざく切りにしておく。
2。鍋に油を熱して野菜とベーコンを入れ、軽く炒める(完全に火がとおらなくてOK)。
3。水とコンソメを入れ、沸騰したら弱火にして野菜がやわらかくなるまで10分程度煮る。(トマト缶ではなく生のトマトを使う場合は、ここでトマトも一緒に入れる。)
4。トマト缶を加えてひと煮立ちしたら、ホエーを加える。
5。火を止め、味を見てたりなければ塩・こしょうでととのえる。
今回のレシピでは、ホエーの酸味をしっかり残すため、ホエーを加えたらすぐ火を止めるという作りかたになっています。一方で、自分や家族があまり酸味のある味つけが好きではない…という場合もあると思います。そういうときは、トマト缶を加える際に一緒にホエーも加え、加熱時間を長くすることで酸味がだんだん抜けていきます。お好みの酸味の程度になったところで火を止めてくださいね。
また、今回のレシピのようにベーコンなどの旨味のある加工品を入れることで、酸味があっても食べやすくなります。ベーコンがないときはウインナーを輪切りにして入れてもOKです。