高校生は“バイト探し”もタイパ重視?4割が「応募先からの“即レス”」が決め手…過半数は探してから採用まで“1週間未満”

AI要約

高校生の夏休みアルバイト探しにおいて、タイムパフォーマンスを重視する傾向があり、迅速な連絡を重要視していることが明らかになった。

SNSを活用したアルバイト探しや応募経験が高校生に多く、タイパ意識が強いことがわかる。

応募後の迅速な連絡は、高校生にとってアルバイト先を決める重要な要素であり、採用までの期間が短い傾向がある。

高校生は“バイト探し”もタイパ重視?4割が「応募先からの“即レス”」が決め手…過半数は探してから採用まで“1週間未満”

夏休みが始まり、長期休暇だけアルバイトを検討している学生もいるしれない。そんなアルバイト先の決め手になるものは何だろうか。

株式会社マイナビの調査では、高校生はアルバイト探しにおいてもタイパ(時間効率を重視すること、かけた時間に対するパフォーマンスのよさ)を重視する傾向あることが明らかになった。

同社は今年2月に行った「マイナビ 高校生のアルバイト調査(2024年)」の中で、アルバイト就業中の15~18歳の高校1~3年生を対象に「高校生がアルバイト先を決めた要因」を聞いている。

要因で最も多かったのは「応募後にすぐに企業から連絡がきた」で40.4%。そして「応募から面接までの案内が丁寧だった(30.4%)」「時給やシフトの融通などの勤務条件について詳細を教えてくれた(29.8%)」が続いたのだ。

なお最近はSNSで探す高校生も増え、3人に1人以上がSNSからアルバイトに応募したことがあることもこの調査で分かっている。ツールとして「X(旧Twitter)」「Instagram」「LINE」「TikTok」「Facebook」などを利用しているとのことだ。

かつては求人情報誌で見つけるのが主流だったと思うが、この現在の高校生のアルバイト探しの背景には一体何があるのか、マイナビの担当者に聞いた。

――高校生のアルバイト先の決め手は「応募後の迅速な連絡」が最多。どのように受け止めている?

Z世代を象徴する価値観の一つである「タイムパフォーマンス(タイパ)」を意識する行動が、SNSでのアルバイト探しにおいてもみられたと思います。

闇バイトが社会的に問題になっている中で、応募の手軽さに惑わされて、安易に闇バイトに手を出さないように気を付けることが必要だと思われます。

――“タイパ”を重視してアルバイト探しする高校生は多い?

SNSでのアルバイト探しの経験や応募経験がある割合が最も高いのは「高校生」となっています。また、学生(高校生または大学生・大学院生)のSNSでのアルバイト探しのメリットは、「すぐに求人に応募できる」「すぐに働くことができる」の順で高く、大学生に比べ高校生が顕著に高くなっています。

――どうして「応募後の迅速な連絡」が決め手になるの?

アルバイト就業者調査(2024年)の調査で聴取している「アルバイトを探してから採用されるまでの期間」についてみると、高校生では採用されるまで「1週間未満」が半数を超えています。

アルバイト探しでもタイパを意識した行動をとる傾向にある高校生は他の属性に比べ、短期間でアルバイトに就いている様子がみられます。そのため、高校生にとって、応募後の就業までの迅速さがアルバイト先の決め手に影響していると考えております。