メタ認知能力を向上させる近道は「ライティング」

AI要約

小学生の子供たちの国語力不足に悩む親に対し、『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』が提案するロジカル・ライティングの重要性と、それを身につけるための方法について紹介されています。

著者ソン・スッキ氏は、子供の国語力不足の原因を論理的思考力の不足に求めており、『オレオライティングメソッド』を通じて論理的思考力を養う方法を提案しています。

また、メタ認知学習法についても触れられており、自己評価や客観的視点による学習力の高め方について解説されています。

メタ認知能力を向上させる近道は「ライティング」

 「本は読んでいるが、内容を説明できない」「真面目に勉強しているのに成績がぱっとしない」「しゃべり方が稚拙で、語尾まではっきり言わずあいまいにしがち」小学生の子供のこうした傾向に悩む親は多いのではないだろうか。受験大国、韓国で10万部のロングセラーとなっている『150年ハーバード式ライティングの秘密』(日本未邦訳)の著者ソン・スッキ氏は、小学生向けに改編し書き下ろした『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』(CCCメディアハウス)の中で、「子供たちのこうした傾向は、すべて国語力不足に起因しています。子供の国語力が低い原因はただひとつ、□思考力の不足□にほかなりません」と強調している。

 ライティング・コーチで、ソン・スッキ作文センター、アイデアウイルス代表の同氏は、こうした問題を根本的に解決するのが、ロジカル・ライティングだと説き、アメリカの小学校で実践されている「OREO Writing Method(オレオライティングメソッド)」こそ、ハーバード大学の学生たちが4年間徹底的にたたき込まれるライティング術であり、ロジカル・シンキングを鍛えるためのテクニックだという。『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』から、毎日10分間、4つの文章を作るだけで物事を整理しながら考える力を身に付けられ、論理的思考を養える作文スキル「オレオ公式」を紹介する。(本記事は、『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』(CCCメディアハウス)の一部を抜粋・改編し掲載している。イラスト:ヒダカナオト)

 「メタ認知学習法」という言葉を聞いたことがありますか? 自分のことを客観的に見る力を「メタ認知」と言います。「メタ認知学習法」は、みなさんが勉強するときに、自分がどれだけ勉強ができているかを客観的に把握することで、学習力をもっと高めていこうという学習法です。自分で考えて疑問点や答えを探していく自主的な勉強も、このメタ認知があってこそできるものです。