【このBMW 320iなんぼ?】28年前のBMW 320i(E36)が走行距離たった1,430kmの新車状態で見つかる その価格は?

AI要約

ATUチューニングを経てクラシックカーへと進化するBMW 320iの希少性について。

1990年に登場したBMW 3シリーズの第3世代「E36」が人気を博し、整備された個体が現在不足している理由。

オリジナルコンディションで保存されたBMW 320i E36がタイムカプセルとして再発見され、新車の状態であることが明らかになった。

【このBMW 320iなんぼ?】28年前のBMW 320i(E36)が走行距離たった1,430kmの新車状態で見つかる その価格は?

人気のミッドレンジサルーンから、ATUチューニングの変遷を経て、来るべきクラシックカーへ。オリジナルコンディションで良好なメンテナンスが施された個体は希少であり、それゆえに引っ張りだこである。この「BMW 320i」は、おそらく現存する最もオリジナルな個体のひとつだろう!

「E36」は「BMW 3シリーズ」の第3世代として1990年に登場し、瞬く間に成功を収めたモデルに成長した。「E30」の後継モデルには、サルーン、ツーリング、クーペ、コンバーチブル、コンパクトが用意され、合計270万台以上が販売された。1998年に後継モデルの「E46」が登場した後、2000年にコンパクトが「E36」の最後のモデルとして生産終了となった。

莫大な台数が生産されたにもかかわらず、よく整備された個体は現在では不足している。錆びやすいことも少なからず影響しているのだろう。特に6気筒モデルは、中古車として比較的安価に多くのパワーを提供し、一般的に信頼性が高いと考えられていたため、しばしばチューニングされた。「E36」の多くは、このプロセスの一環としてサーキット走行用のツールにも改造された。

その結果、近年、手つかずの「E36」の価格は急上昇している。しかも、「M3」や数々のスペシャルモデルの話だけではない。「320i」や「318i」のような安価なモデルも、日常的なクラシックカーとして人気がある。

オランダのBMW専門店「オルデンザールクラシックス(Oldenzaal Classics)」が現在、特別な「BMW 320i E36」を提供している。「カリプソロットメタリック」カラーのこのサルーンは、正真正銘のタイムカプセルだ。「E36」は1996年3月5日にBMWの工場から出荷され、その後1,430kmを走行した後、長年にわたり乾燥した暗い場所に保管されていた。

説明によると、「E36」が再発見されたのはつい最近のこと。ホコリの層を慎重に取り除いた後、「320i」が実質的に新車の状態であることが明らかになった。塗装に傷や損傷はなく、グレーのウールベロアの内装もほとんど手つかずだという。BMWは新車のような匂いさえする。