中古ソフト相場がエグすぎ…!? 『悪魔城ドラキュラ』シリーズの高騰化が加速した理由

AI要約

1986年にファミコンの「ディスクシステム」で発売された『悪魔城ドラキュラ』は、ホラーテイストな世界観やハイクオリティな音楽でプレイヤーを魅了した。

ファミコン末期のリリースとなるROMカセット版は、出回った数が少なく、現在ではソフト単品でも2万円前後のプレミア価格で取引されることがある。

本作は、シリーズの原点として多くのファンに愛されており、様々なプラットフォームでリリースされているが、特に初代作品の人気は衰えない。

中古ソフト相場がエグすぎ…!? 『悪魔城ドラキュラ』シリーズの高騰化が加速した理由

 コナミを代表するホラーアクションゲームとして、多くのファンを魅了する名作『悪魔城ドラキュラ』シリーズ。その人気は日本だけでなく、海外のゲームファンからも熱い支持を集めている。そのせいもあってか、過去に発売されたタイトルの中古品が、現在ではとんでもないプレミア価格で取引されることも珍しくない。

 軒並みプレミア価格がついたシリーズ作品のなかでも、とくに目についた『悪魔城ドラキュラ』シリーズ作品を見ていこう。

 いまや海外でも高い人気を誇る『悪魔城ドラキュラ』シリーズだが、その記念すべき初代作品は、1986年にファミコンの「ディスクシステム」で発売された。

 オーソドックスな横視点のアクションゲームでありながら、ドラキュラの伝説を下地にしたホラーテイストな世界観やハイクオリティな音楽は、瞬く間にプレイヤーたちの心を鷲掴みにした。

 吸血コウモリ、スケルトン、ミイラといったおどろおどろしいモンスター、悪魔が巣食う“城”を探索するシステム、主人公の武器が「ムチ」と、当時から本シリーズならではの要素が確立されていた。

 ディスク版ということもあり、定価2980円とかなり手頃な価格設定だったが、これが今では中古で3倍近い値段がつくことも珍しくない。

 しかし、本当にプレミア価格となっているのは、このディスク版ではない。実は『悪魔城ドラキュラ』は、1993年にROMカセット版も発売されている。ファミコン末期のリリースということで出回った数自体が少ないこともあってか、当時の価格3900円に対し、現在ではソフト単品でも2万円前後。箱・取扱説明書がそろった美品だと、10万円近い値段で取引されることもある。

 ちなみに、2004年にはゲームボーイアドバンスの「ファミコンミニ」シリーズでも同作が発売されているが、こちらも当時の価格の倍以上の値段がついている。

 『悪魔城ドラキュラ』シリーズの原点となる作品だけあって、今もなお多くの人が求めてやまないファミコン作品といえるだろう。