NOT A HOTEL、約55億円の資金調達--NIGO氏手掛ける新拠点と海外展開も

AI要約

NOT A HOTELは、野村證券の協力を得て44億円の資金調達を実施し、シリーズBラウンドで合計105億円の調達を達成した。

創業からわずか2年で、9拠点を開業しているNOT A HOTELは、首都圏や北海道に新たな拠点を開設し、海外展開もスタートする。

各新拠点は、有名デザイナーや建築家にデザインされ、2024年から2025年にかけて順次販売を開始予定。

NOT A HOTEL、約55億円の資金調達--NIGO氏手掛ける新拠点と海外展開も

 NOT A HOTELは7月23日、野村證券の協力のもと、特定投資家向け銘柄制度(J-Ships)を用いて約44億円の資金調達を実施したと発表した。NOT A HOTELはこの調達とJ-KISS転換の約11億円を含めたシリーズBラウンドにて、約55億円の調達を完了。累計調達額は総額で約105億円に達したという。

 2020年に創業したNOT A HOTELは、デザイン性とIoTなどのテクノロジーによる快適性を両立した別荘を提供し、またその別荘を他の購入者と相互利用できるネットワークを構築する。これまでに9拠点を開業しているほか、今回新たに首都圏と北海道の3拠点に加え、海外展開を開始する。

 首都圏に開業する「NOT A HOTEL TOKYO」は千葉県富津市の海沿いに位置し、クリエイティブディレクターのNIGO氏がディレクションを手掛ける。また「NOT A HOTEL MIURA」は神奈川県に位置し、A.N.D.クリエイティブディレクターの小坂竜氏がレストランをデザイン、NOT A HOTEL ARCHITECTが全体の設計を担当する。販売開始はそれぞれ、2024年秋と2025年春を予定しているという。

 北海道に開業する「NOT A HOTEL RUSUTSU」は、ノルウェー設立の建築設計事務所「スノヘッタ」が手掛け、ルスツリゾートを運営する加森観光と共同で開発する。販売開始は2025年冬の予定だ。

 さらに既存拠点であるAOSHIMAとKITAKARUIZAWAのエリアを拡大するほか、7月23日から「NOT A HOTEL SETOUCHI」の販売を開始する。瀬戸内海の離島である佐木島に「360」「270」「180」の3つのヴィラを建設し、デザインをオランダの建築家であるビャルケ・インゲルス氏率いるBIGが手掛ける。

 NOT A HOTELは今後、調達した資金を活用し、新拠点の開発を通じて地域観光の発展に貢献していくという。

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