Google Pixel 9で進化したのは、デザインだけじゃない! Pixel 8との違いや魅力をわかりやすく解説

AI要約

グーグルから最新スマートフォン「Google Pixel 9」が発売されました。新機能やスペックの変更点を紹介します。

Pixel 9は前モデルからデザインが一新され、プロセッサやメモリーが進化。AIやディスプレイのアップデートも注目です。

さらにバッテリーや防水性能の向上、指紋認証の変更など、細かい進化も確認できます。

Google Pixel 9で進化したのは、デザインだけじゃない! Pixel 8との違いや魅力をわかりやすく解説

グーグルから最新スマートフォン「Google Pixel 9」(以下、Pixel 9)が発売されました。Googleストアのほか、ドコモ、au、ソフトバンクでも取り扱われています。Googleストアでの販売価格は12万8900円~。

またソフトバンクでは、「新トクするサポート(プレミアム)」を利用して1年で下取りに出す場合、実質36円(別途、早トクオプション料金が必要)という価格で利用できる点も話題を呼んでいます。

Pixel 9では、前モデルの「Google Pixel 8」(以下、Pixel 8)からデザインが一新されています。側面がフラットなメタルフレームになり、背面カメラの出っ張りも、バー型からアイランド型に変更されました。

ディスプレイは約6.3インチ(1080×2424)FHD+の有機ELで、本体サイズは高さ152.8×幅72×厚さ8.5mm、重さ198g。数字の上では前モデルよりもほんの少し大きく重くなっていますが、体感としてはほとんど変わりません。

なおこのサイズは、2024年9月4日に発売された上位モデル「Google Pixel 9 Pro」(以下、Pixel 9 Pro)とまったく同じで、ケースなども共通になっています。

サイズが同じこともあり、Pixel 9を選ぶか、それともPixel 9 Proか、迷っている人もいるかもしれません。あるいは新機種が出て価格が下がっているPixel 8に、目を向けている人もいるでしょう。そこでPixel 9について、前モデルや上位モデルとの違いに触れながら、詳しく見ていきたいと思います。

前モデルのPixel 8からの進化点はいくつかありますが、やはり重要なのがプロセッサです。Pixel 9が採用するのは、グーグルが独自に開発するプロセッサの最新版「Google Tensor G4」で、これは上位モデルのPixel 9 Proとも共通。

つまりPixel 9はスタンダードモデルでありながら、プロモデルと同じ処理能力を備えていることになります。

またPixel 8では8GBだったメモリーが、Pixel 9では12GBに増えています。ストレージは128GBか256GBを選択可能。ちなみにPixel 9 Proは、メモリーが16GB。ストレージは128GBか256GBに加え、512GBも選べるようになっています。

チップセットの進化にあわせて、AI関連の機能もいろいろとアップデートされています。生成AIを用いた写真編集が可能な「編集マジック」でできることが増えたほか、AIを用いた撮影モードも追加されています。

また電源ボタンの長押しで起動するのは、おなじみの「Googleアシスタント」から、標準で生成AIの「Gemini」になっています。

これまでのような一問一答ではなく、たとえば旅行の計画を作ってもらう、Gmailの受信メールから欲しい情報をまとめて表示してもらうといった、かなり複雑な要望にも応えてくれます。

ハードウェア面では、ディスプレイにも違いがあります。Pixel 8は約6.2インチでしたが、Pixel 9とPixel 9 Proは約6.3インチ。太陽光下でも見やすい、より明るいディスプレイを採用しています。

たとえばPixel 8の最大輝度(HDR輝度)は1400ニトですが、Pixel 9は1800ニト、Pixel 9 Proは2000ニト。またコントラスト比もPixel 8より、Pixel 9、Pixel 9 Proの方が高くなっています。

なお画面のちらつきを抑えるリフレッシュレートは、Pixel 8、Pixel 9ともに60~120Hzがサポートされています(Pixel 9 Proは1~120Hz)。

ディスプレイが大きく明るくなる一方で、Pixel 9とPixel 9 Proでは4700mAhのバッテリーを搭載しています。Pixel 8では4575mAhだったので、少しですが大きくなっています。

もちろん、バッテリーの減り方は使い方にもよるのですが、グーグルによれば「スーパーバッテリーセーバー モード」での駆動時間は、最大72時間から100時間へ延びているということです。

防塵、防水性能は引き続きIP68相当をサポート。もちろん、おサイフケータイにも対応しています。このほか指紋認証の方法が、従来の光学式から超音波式に変更され、読み取りがスムーズになったことも、地味にうれしい進化点と言えるでしょう。