超円安時代に「丸亀製麺」絶好調!ハワイ、ロンドン、カンボジアで食べて驚いた…その「驚愕のねだん」と「大人気の秘密」

AI要約

円安トレンドが続く中、日本発ブランドが海外でどう展開しているかをレポート。

丸亀製麺が海外展開に成功し、ワイキキ店では世界最高の売上を誇る。

海外店舗では日本とは異なるメニュー展開や客層が確認され、成功の鍵となっている。

超円安時代に「丸亀製麺」絶好調!ハワイ、ロンドン、カンボジアで食べて驚いた…その「驚愕のねだん」と「大人気の秘密」

年初からの円安はなかなか止まりません。

年後半に入ってそのトレンドに拍車がかかり、米ドルに対しては160円を超えましたが、ユーロについては175円に迫る史上最安値を更新しました。英ポンドに対しても205円を超えるなど、ほぼすべての主要通貨に対して20~30年からそれ以上ぶりの円安となっています。

まさに「超円安時代」に突入したいま、国内では物価高が身に応えるところですが、では海外で活躍している日本発ブランドは、どうなっているのでしょうか。

彼らのビジネスを展開をレポートします。

前回のコラムで、ロンドンで家族3人で丸亀製麺で食事をしたところ1万円を超えたことを紹介しましたが、驚かれた方も多かったでしょう。

うちの子どもは日本の麵料理が大好きなので、私たちが暮らしているシンガポールではもちろん、他の国に旅行した際もよく日本発ブランドのレストランを利用します。

丸亀製麵についてはハワイのワイキキ店にも行きました。ここはロンドン以上に人気でランチ時間を外して14時過ぎに訪れましたが、それでも写真にあるように20人以上の行列ができていました。

丸亀製麺ワイキキ店を訪れたのは、2年前のことでした。まだ米ドルが140円以下でしたが、それでも、当地の値段は日本で食べる時の倍以上の価格でした。

店員の方は「このワイキキ店は丸亀製麺の中で、1店舗あたり世界最高の売上をあげている」と話しておられました。ロンドン店と同じく、ほとんどのお客は英語など日本語以外で会話していて、現地の方にかなり浸透しているなと感じました。

メニューは日本と基本は同じですが、天ぷらなどのトッピングやおにぎりや唐揚げなどのサイドメニューが日本よりもよく出ていました。単価が高い上にこうしたうどん以外の売上が大きいことが、日本のどの店舗も上回る売り上げの原動力でしょう。

他にもカンボジアの店舗も訪れたことがありますが、こちらは一転してうどんすきなど鍋物が人気となっていました。客層も現地のファミリー層が大半でファストフードの色合いが強い日本の店舗と対照的に、ビールなどのアルコールを飲みながら時間をかけて食べている様子が印象的でした。