「見ると幸せになる」1本の茎に二つの花がつく珍しい「ハス」が咲いた! 100年に一度とも

AI要約

岡寺で珍しい形のハスの花が開花し、SNSで話題になっています。

双頭蓮と呼ばれる珍しい花であり、50〜100年に1度しか咲かないと言われています。

岡寺の副住職は開花を機会に多くの人に知ってもらえたことに感謝しています。

「見ると幸せになる」1本の茎に二つの花がつく珍しい「ハス」が咲いた! 100年に一度とも

「花びらが開き開花してきました。幻想的です」――。あるお寺がSNSに投稿した変わった形のハスの花が話題になっています。どうやら見ると幸せになるとか、100年に1度しか咲かないとも言われている花のよう。お寺の副住職に話を聞きました。

西国三十三所の一つ、岡寺(奈良県明日香村)のXの投稿が話題になりました。そこには、「花びらが開き開花してきました。幻想的です」との文言とともに、変わった形の花の写真が投稿されています。

実は、この花は「ハス」だそう。通常ハスは、1本の茎に一つの花が咲きますが、ごくまれに1本の茎に二つの花が咲くことがあり、これを「双頭蓮(そうとうれん)」といいます。50~100年に一度あらわれるというとても珍しいものだそうです。

「日本書紀」にも双頭蓮の記述があり、良い事がおきる前兆や見ると幸せになるといった言い伝えがあります。この岡寺では初めて双頭蓮が見つかったそうです。

岡寺の副住職・川俣海雄さんに聞きました。

この双頭蓮は、境内の花木を整備管理してくれている造園業者の人が7月6日朝に発見しました。寺の仁王門を入ってすぐのところにあるハスの鉢の中に、つぼみを見つけたといいます。

10日未明、岡寺では猛烈な暴風雨に見舞われたそうですが、無事に耐え切り、12日開花しました。

開花を伝えるSNS投稿には、「無事咲いてよかった」「写真を見せてくれてありがとう」といった温かいコメントもたくさん付きました。

良い事がおきる前兆や見ると幸せになるといった言い伝えのある双頭蓮ですが、川俣さんは「開花をきっかけに岡寺のことをたくさんの方に知ってもらえたので、本当にいいご縁をいただけたと思っています」と話します。

ただ、開花の期間はそれほど長くはないと思われ、7月13日からの3連休くらいがギリギリ見られる期間ではないかとのこと。見たい人は早めに参拝するといいです。

川俣さんは「見ると幸せになる言い伝えのある『吉祥の花』です。花には触れないでほしいですが、ぜひ写真に収めて、お守りにしてください」と呼びかけています。

岡寺では現在、手水舎をビー玉で飾って涼しさを演出しています。それも合わせて楽しむことができるそうです。