DAIGO姉、難ありオタクが50歳で結婚!こじれた先にあったハッピーな結婚の秘訣とは

AI要約

影木栄貴さんの40歳までの婚活エピソードを描いた『50婚 影木おひとり様やめるってよ』は、純粋でこじれた恋愛経験を通じてハッピーライフをつかむまでを痛快に描いたエッセイ。

影木栄貴さんは漫画家であり、アラフィフで性格にも難があるが、結婚への道を模索する姿が描かれている。

影木さんが仲の良い弟、DAIGOさんの影響を受け、テレビでお見合い相手を募集するまでの苦悩や結婚への渇望が描かれている。

DAIGO姉、難ありオタクが50歳で結婚!こじれた先にあったハッピーな結婚の秘訣とは

オタク、マニアック路線の漫画家、アラフィフ、ついでに難ありな性格。こんな私でも結婚できる?

『50婚 影木おひとり様やめるってよ』(KADOKAWA)は、純粋さゆえに、こじれてもがいた女性が、やがてハッピーライフをつかむまでの痛快エッセイ。

作者の影木栄貴(えいき えいき)さんは漫画家にしてDAIGOさんの姉、そして北川景子さんの義姉です。

BL沼や歪(ゆが)んだ性知識で頭の中はいっぱいだったものの、実際の恋愛免疫力ゼロ。28歳まで彼氏なし、初体験もなし。そんな影木さんの結婚への道は、けわしくないはずはないのです。

20代で漫画家デビュー、順調に仕事をこなすうちに、初めての彼氏ができ、“ついに初体験!”とはいかず、紆余曲折(うよきょくせつ)の末、30歳でめでたく突破。

「人肌ってすごい落ち着くんだな」という感想が、影木さんの満ちたりた気持ちを表現しています。しかし「5回もしたらセックスが嫌になった」という事態に。

過去の痴漢経験で、男性に対する嫌悪感が心のどこかに残っているのかもしれない、という心理は、影木さんでなくとも、誰にでもあることではないでしょうか。

お付き合いした人数やセックスの経験値は人それぞれ。生き方が差別されるわけではありません。こうして、影木さんは再び仕事に邁進(まいしん)するのです。

30代から40代へ。女性ならふと思うことがあります。「結婚しなくていいのかな?子どもを産まなくていいのかな?」

影木さんが初めてちゃんと結婚と向き合った時、すでに弟であるDAIGOさんはブレイクしていました。DAIGOさんの姉としてテレビに呼ばれる機会も増え、影木さんは「結婚したいので、テレビでお見合い相手を募集してくださいよ」と口走ってしまい、なんとそれが実現してしまうのです。

4人の男性とお見合いしましたが、すべてが頓挫(とんざ)。影木さん40歳、気落ちして、結婚も出産もあきらめようとかたく誓ったはずなのですが…。

振りかえってみると、一人暮らしは不向き、ルームシェア生活も不向きです。自律神経に不調をきたして実家に戻れば、あたたかい部屋と両親が迎えてくれました。

影木さんは、ひとりは無理だと改めて痛感。でも仲のいいDAIGOさんは北川景子さんとの結婚で実家を出て、今は健在の両親も、いずれはいなくなってしまいます。

“40歳になって何を悠長(ゆうちょう)に構えているのだ?”とか、“仕事もあるのだから甘えている場合ではないのでは?”など、手厳しい意見もあるかもしれません。

とはいえ、人が何かを心の奥底から望むのは、案外こんなきっかけからではないでしょうか。ひとりになりたくない、さみしい。そして漠然とした「女としてこのまま終わっていいのかな?」という不安。

ここから影木さんの、本気の婚活が開始するのです。