珍しい「双頭蓮」が開花 1本の茎に2輪の花 奈良・明日香の岡寺

AI要約

明日香村の岡寺で珍しいハス「双頭蓮」が開花し、花期は短いため13日までに見ることが勧められている。

双頭蓮は吉兆とされ、日本書紀にも記述がある。岡寺では初めての開花で、約30鉢のハスを栽培している。

岡寺の双頭蓮は観音様と仏縁を結ぶ吉兆の花として期待されており、開花状況は岡寺の情報Xで確認できる。

珍しい「双頭蓮」が開花 1本の茎に2輪の花 奈良・明日香の岡寺

 厄よけ霊場として信仰を集める明日香村の岡寺で11日、1本の茎に2輪の花をつける珍しいハス「双頭蓮(そうとうれん)」が開花した。花期は短く、寺は「見るなら13日まで」としている。

 ハスは通常、1本の茎に一つしか花が咲かない。双頭蓮が咲くのは吉兆とされ、日本書紀にも記述がある。奈良市の喜光寺では2023年6月などに開花が確認されているが、岡寺では今回が初めて。

 岡寺は約30鉢のハスを栽培。入山口の仁王門近くに置いた鉢で6日、双頭蓮のつぼみが確認された。川俣海雄副住職は「吉兆の花を通じて観音様と仏縁を結んでほしい」と話している。開花状況は岡寺のXで紹介。入山料は一般400円。問い合わせは岡寺(0744・54・2007)へ。【皆木成実】