奈良の喜光寺で盂蘭盆会「ご先祖に感謝を」

AI要約

奈良市菅原町の喜光寺(山田法胤住職)で盂蘭盆会が行われ、約60人が参列。7月15日に修行を終えた僧侶がお供えをする伝統行事。

法要では施餓鬼旗を祭り、山田住職を導師に般若心経や盂蘭盆経を唱え、法話も行われた。

14日は法要と法話、そして茶粥の振る舞いが予定されている。

奈良の喜光寺で盂蘭盆会「ご先祖に感謝を」

 奈良市菅原町の喜光寺(山田法胤住職)で13日、先祖の精霊を供養する「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が営まれ、約60人が参列した。きょう14日も行われる。

 釈迦の弟子、目連が餓鬼(がき)道に落ちた母を救うため、釈迦の教えを受け、7月15日(現在は太陽暦の8月15日)に修行を終えた僧侶にお供えをし、徳を積むことで母を救った伝承に基づく行事。

 法要では本堂の阿弥陀三尊の前に施餓鬼(せがき)旗を祭り、山田住職を導師に般若心経や盂蘭盆経を唱えた。法要後は山田住職による法話もあった。

 同寺の小林澤應副住職は「ご先祖さまに感謝し、供養することで、ご自身の心を養っていただければ」と話していた。

 14日は午前10時から法要、同11時から小林副住職の「死後の世界は有るのか無いのか」の法話、正午ごろから茶粥の振る舞いがある。