元女流棋士のフジ竹俣紅アナが叡王戦を「イット」で解説、藤井聡太8冠の自陣角を絶賛

AI要約

フジテレビ竹俣紅アナウンサーが将棋の第9期叡王戦解説を行った。

藤井8冠の勝利について解説し、作戦の立て方やメンタルの強さを評価した。

注目の第5局は6月20日に山梨で開催される。

元女流棋士のフジ竹俣紅アナが叡王戦を「イット」で解説、藤井聡太8冠の自陣角を絶賛

 フジテレビ竹俣紅アナウンサー(25)が31日、同局系昼の報道番組「LIVE NEWS イット!」(月~金曜午後3時45分)に生出演。藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・規制=21)に同学年の伊藤匠七段(21)が挑戦する、将棋の第9期叡王戦5番勝負第4局を解説した。

 MCの青井実から「最新情報を元女流棋士の竹俣さんと見ていきましょう」と振られた竹俣アナは将棋盤を指さし「最新の盤面をご用意しました」と切り出した。形勢については「現在は藤井8冠の方が少し有利となっています。角の位置が素晴らしいですね」と解説。戦型は角を交換して戦う「角換わり」で、後手番の藤井の角が前方双方向に対して利いており「この手がいいですね」と自陣に設置した角を絶賛した。

 さらに「藤井8冠は後手番なので受け身に立つかと思いきや、結構積極的な作戦でいきましたね」と語った。

 藤井が1勝2敗のかど番ということもあり「序盤から作戦を考えてきたなと思いました」と推察し、双方の持ち時間の推移表を画面に出した。表を見れば、藤井の消費時間が少なく、伊藤が時間を使って指していることが分かる。「相手に時間を使わせるような、そういった序盤の作戦を立ててきた。藤井8冠、もちろん序盤の作戦に力を入れられるんですが、今日はかど番ですから、特に力を入れてこられたなと感じられる序盤でした」と解説した。

 その後、藤井が伊藤に勝利し、午後6時51分に再び竹俣アナが登場。「かど番に追い込まれている中ですと、どうしても間違えないように慎重になってしまうものなんですが、今日の藤井8冠は果敢な積極的な一手が目立ちまして。AIような正確さとともに勝負師として、作戦の立て方のうまさ、メンタルの強さを感じられる将棋でした」と語った。

 注目の第5局は6月20日に山梨で開催される。