藤井聡太叡王、カド番で踏みとどまる 伊藤匠七段と2勝2敗で決着は最終局へ

AI要約

藤井叡王と伊藤匠七段の叡王戦第4局で藤井叡王が132手で勝利し、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。

藤井叡王は23回目のタイトル戦で初めてカド番に追い込まれたが、本局を制して逆転した。

最終第5局は6月20日に甲府市で行われる。藤井叡王と伊藤匠七段の対決が注目されている。

将棋の藤井聡太叡王(21)=棋聖・竜王・名人・王位・王座・棋王・王将=に伊藤匠七段(21)が挑戦している第9期叡王戦五番勝負の第4局が31日、千葉県柏市で指され、後手の藤井叡王が132手で勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。最終第5局は6月20日、甲府市で行われる。

藤井叡王は23回目のタイトル戦で初めてカド番に追い込まれたが本局を制し、踏みとどまった。一方、3度目のタイトル戦で初タイトルに王手をかけていた伊藤七段は、最終局に望みを託す。

終局後、藤井叡王は「最終局に持ち込めたのは良かった。(次局も)大きな一局になるので状態を整えて臨みたい」、伊藤七段は「本局は残念な内容だった。次局も注目される対局なので、良い状態で指せるよう全力を尽くしたい」と、それぞれ話した。