橋下徹氏が自民党総裁選立候補者に旧文通費公開迫るも沈黙 石破茂氏「基準が決まったら…」
橋下氏が自民党総裁選の候補者に旧文通費の領収書を公開するよう要求。
番組では討論会が行われ、林官房長官欠席。枝野氏は来月に公開することを示唆。
候補者は沈黙し、田村氏が政治活動費の見直しを提案。石破氏は基準を先に決めるべきと反論。
元大阪府知事の橋下徹氏が22日、「日曜報道 THE PRIME」（フジテレビ系）に出演し、自民党総裁選（27日投開票）の候補者たちに「旧文通費の領収書を公開できるか」と質問した。
番組では候補者による討論会が行われ、立候補者が集結したが林芳正官房長官は石川県での大雨に対応するため欠席。林氏に代わって推薦人代表の田村憲久氏が出席した。
橋下氏は今月8日放送の同番組で立憲民主党の代表選（23日投開票）に立候補している野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員に対して「旧文通費の領収書公開。今日から公開できるじゃないですか。今日から公開する方いますか」と挙手を求めた。枝野氏は「来月からとなればやりますよ」と応じ、他の3人も渋々、同意。枝野氏は「自民党も（討論会）やるんでしょ？ そこは必ず聞いて下さい」と要望していた。
これを受け橋下氏は「来月からでも領収書を公開するという方はいらっしゃいますか」と挙手を求めたが、誰も挙手しなかった。沈黙のなか田村氏が「歳費から色んな政治活動費を引いてるんです。そういうものをやめてもらえれば、それをそのまま文通費の方に振り替えられますから。新しい総裁のもとでルールを作ってもらえばいい話」とコメント。
橋下氏が「先に公開してから基準を決めてもいいんじゃないですか？」と提案すると石破茂氏は「最初に基準。基準が決まったら、やりますよ」と反論。河野太郎氏も「立憲の方は勝手におっしゃってますけど。立憲も含めてどういうルールにしょうかと議論をしているんです」と現状を説明。橋下氏は「来月はないということですね」と受け止めていた。
