来週月曜に立憲代表選 4候補が語る“政権交代”とは

AI要約

立憲民主党代表選挙直前の候補者討論番組で、4人の候補者が政策やビジョンを訴えた。

物価高対策で食料品の消費税率ゼロ化論争が巻き起こったが、候補者間で意見が分かれた。

自民党総裁選や世論調査結果なども取り上げられ、注目を集めた。

来週月曜に立憲代表選 4候補が語る“政権交代”とは

23日に投開票が行われる立憲民主党の代表選挙を前に、4人の候補者が日本テレビの番組に出演し議論を交わしました。

20日夕方、日本テレビの『news every.』に生出演した4人の候補者。

枝野幸男氏(60)

「目指す社会像、ビジョンをしっかり打ち出すこと。ヒューマンエコノミクスを掲げて戦わせていただいています」

泉健太氏(50)

「立憲民主党は常に国民目線、弱いもの目線、地方目線。そういう政策をいま本格的に出してきているので、『政権担いますよ』というメッセージを伝えたい」

吉田晴美氏(52)

「私たち立憲民主党は誰かの気持ちが乗るような政策ができているか、私はそれが問われているのかなと」

野田佳彦氏(67)

「自公を過半数割れに追い込むチャンスは十分にあると。私の頭の中にはいま、音楽が流れていましてね。ラヴェルのボレロのように、だんだん政権交代の響きが次第に次第に大きくなってきている」

候補者の間で主張が分かれたのが、物価高対策として「食料品の消費税率をゼロにするかどうか」です。

吉田氏

「毎日のお買い物でせめて食料品が(消費税率)ゼロになる。『これは大きいよね』っていう年金受給者の方や現役世代、お子さんがたくさんいる方も『食料、大変なのよ』と。学生なんかも、どこ削るかといったら1食減らすという学生が多い」

泉氏

「立憲民主党は軽減税率、税率が複数(8%と10%)これはダメだと言ってきた経緯があって、新聞は10%、食料品がゼロになれば複数税率はなくなる」

これに対してあとの2人は…

枝野氏

「農家のみなさんは、出す食料品は税率ゼロだけど、でも肥料とか機械は税率かかるわけですよ。中小企業者や農家こうしたみなさんに負担をかけるので、それはシンプルにやって、その代わり給付でしっかり家計を支えます」

野田氏

「給付付き税額控除の方が、所得層をどこまでかを絞って対応できるので、ゼロ税率は豊かな人たちも恩恵があるということなので、逆進性対策という意味では給付付き税額控除の方が正しい」

そして、いま同時に行われている自民党総裁選。

枝野氏

「今回、問題になったような裏金の元になるようなことについては、我々、法案もちゃんと出して自民党の9人の(総裁候補の)方みんな反対してつぶしている。この法律を通すだけでもだいぶ変わってくると思う」

私たちの世論調査では、「立憲民主党の次の代表は誰がふさわしいか」には野田氏がトップとなっています。

【NNN・読売新聞9月世論調査】野田氏32% 枝野氏14% 吉田氏9% 泉氏8%

その野田氏に聞きました。

――政権交代狙うなら誰が総裁だと戦いやすい?

野田氏

「あえてね、言うならば先ほど枝野さんが言った通り裏金問題を再調査しようとする人は誰もいないですよね。旧統一教会との関係も再調査しようとする人は誰もいない。その中でもこれからの総裁選挙後半で、俺が(再調査)やってやるぞという人が出てきたらそれはぜひ論戦をしたい」

(9月20日放送『news zero』より)