橋下徹氏 維新・音喜多政調会長の“謝罪ポスト”に「飲み食いを重視する重鎮たちにつぶされたのかな」

AI要約

橋下徹氏が日本維新の会の音喜多駿政調会長に対する謝罪ポストに反応

音喜多氏が飲食のルール改善策を提案するも一部撤回し謝罪

橋下氏は民間企業並みのルール設立を歓迎し、政務活動費も提案

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が19日、自身のSNSを更新。日本維新の会の音喜多駿政調会長の橋下氏に対する“謝罪ポスト”に反応した。

 橋下はこれまで、維新の意見交換と称した“飲みニケーション”を批判してきた。これに対し、音喜多氏は16日にX(旧ツイッター)で、今後の飲食のルールについて「党内メンバーで会合を行う場合は1人あたり5000円まで」「党外メンバーと会合を行い、個室などの対応が必要な場合は1人あたり15000円まで」「領収書には出席メンバーの名前と人数を記載して保存する」など、民間企業並みの改善策を例示し、「これは決して私(音喜多)が独断で言っていることではなく、代表・幹事長とも認識を共有しており、党内決裁を経て詳細な制度を速やかに設計していきます」と反論していた。

 しかし、18日になって「【お詫びと訂正】」と題し、「昨日私が投稿した内容に関してお詫びと訂正をさせて頂きたく存じます。昨日の投稿では維新全体として今後、会合に支出する経費について民間企業並かそれ以上のルール(ガバナンス・コード)を設け、金額もあたかも決まったかのような発信をしてしまったことを訂正・撤回致します」と投稿。続けて「数字は仮定としながらも、具体的な内容に関して代表・幹事長にも了承を得たような書き方で、日ごろから応援頂いている支援者の皆様や我が党の多くのメンバーに対して混乱を招いたことをお詫びするものです」などと説明した。

 これに橋下氏は「よう分からん展開になってきたが、音喜多さんが維新国会議員の飲み食いに納税者感覚のルールを設定することを期待する。飲み食いを重視する重鎮たちにつぶされたのかな」と記した。

 続く投稿で「党内で色々反発を受けたんやろか。まあ僕はあるべき姿に向けて政治批判をし続けるけどね。国会議員の旧文通の性質は地方議員の政務活動費のそれと本質は同じ」と指摘し、「音喜多さんが国会議員のデタラメな飲み食いについて民間同様のルールを定めるという常識的なことを本気でやるなら、次は直ちに旧文通費の使い途基準の策定。公開と基準はワンセット。政務活動費の使い途基準は議論が積み上がっており、大いに参考になる」とつづった。