イトーヨーカ堂、総菜販売を強化 赤字脱却へ改装に200億円

AI要約

総合スーパー大手イトーヨーカ堂は総菜販売を強化し、新ブランド「ヨーク・デリ」を立ち上げることを発表。

2025年度に全ての総菜商品を自社開発商品にする計画で、24年度には200億円を充てて総菜売り場を改装する。

会見では利益増や客数を上げる転換期であるとし、再成長に向けて投資を行う考えを示唆。

 総合スーパー大手イトーヨーカ堂は22日、赤字脱却に向けた戦略の柱として総菜販売を強化する方針を明らかにした。総菜の新ブランドとして素材や味付けにこだわった「ヨーク・デリ」を立ち上げ、2025年度に全て自社開発商品にする。24年度は総菜など食品売り場の改装に前年度比3倍超の200億円を充てる。再成長に向け、てこ入れを図る考えだ。

 東京都内で記者会見した山本哲也社長は「店舗閉鎖など構造改革のめどがつき、利益や客数を上げる転換期。成長戦略への投資で25年度には花を咲かせる」と語った。

 ヨーク・デリは、23年9月に合併した食品スーパーのヨークとイトーヨーカ堂の全店舗で展開する。