石川県に大雨特別警報、能登半島地震の被災地 今度は大雨 

AI要約

石川県内で大雨特別警報が継続中。16の河川が氾濫し、能登半島に被害が拡大。

門前町では避難所が開設され、80人が避難。雨は激しさを増し、作業員や住民が土砂崩れで閉じ込め。

復旧活動中に起きた大雨で住民は絶望感を募らせ、不安な夜を過ごしている。

21日午前10時50分ごろ、石川県の輪島市、珠洲市、能登町に大雨特別警報が出されました。そして、午後10時現在も継続中です。能登半島の16の河川が氾濫しました。22日の昼にかけ、もう一度雨のピークが来る予報が出ています。石川県内から報告です。

輪島市の中心部から、南西に15キロほどの門前町にいます。こちらの門前会館はけさ避難所として開設され、今夜は80人ほどが一夜を過ごしています。電気は通っていて、水も使える状況だということです。

私が輪島市内に入った正午以降も、雨は激しさを増したり、弱まったりを繰り返しています。

同じ門前町にある中屋トンネルでは、雨を避け避難した復旧工事の作業員と住民27人が出入り口の土砂崩れにより閉じ込められましたが、その後、徒歩で安全な場所に移動したということです。

しかし、これとは別に3人の作業員の行方が分からないままです。

能登半島地震の復旧活動が続く中、追い打ちをかけるように発生した今回の大雨に、住民からは「またこんな事になってしまった。今年はこんなことばかりで絶望を感じる」といった悲痛な声が聞かれました。

地震で緩んだ地盤に容赦なく降り続く雨。住民は不安な夜を過ごしています。