日本にいても日本語はいらない…「日本語ができない中国人」がいつの間にか増えたワケ

AI要約

日本に移り住む中国人の中で、日本語が話せない人が増えている理由には、病院や市役所にも中国人がおり、日本語を使わずに生活できる環境が整っていることや経済力によって日本語が不要になってきたことが挙げられる。

また、経済力を活かしてタクシーアプリを利用し日本語が必要な商店に行かず、ネットで買い物を済ませたり、お手伝いや運転手を雇うことで日本での生活を快適に過ごしている。

さらに、経営・管理ビザを持って来日した中国人も、コンサルタントの助言を得てビジネスを行い、自立した生活を送ることができる。

日本にいても日本語はいらない…「日本語ができない中国人」がいつの間にか増えたワケ

東京近郊を中心に、日本に移り住む中国人がじわじわと増えている。また、中でも特徴的なのは、「日本語が話せない中国人」たちの存在だ。なぜ、日本語が話せない(話すことなく生活できる)のか。

その理由の一つには、中国人がある程度増えてきたおかげで、 病院や市役所・区役所にも中国人がいて、日本語を使わずに生活することが楽になったことが挙げられる。

日本語が不要な要因の2つ目は、彼らの経済力が増大し、お金で解決できることが多くなっているということだ。1つ目とも関係するが、お金があるので、彼らは日本のタクシーアプリを使って頻繁にタクシーを呼ぶが、(アプリ上で)あらかじめ行き先を入力しておけば、日本語を話さなくて済む。

日本語のコミュニケーションが必要な八百屋など個人商店にも行かず、ほとんどの買い物はネットで済ませる。

また、在日中国人の運転手を雇うことができる。以前の取材で聞いた話は、毎月45万円のお給料でお抱え運転手を雇い、簡単な通訳はその人にやってもらっているということだった。お手伝いさんも中国人だ。

中国の大都市では、中間層でもお手伝いさんを雇うことは普通で、珍しくないが、それと同じことを日本での生活でも実行しようとする。

日本の住宅は高級なタワーマンションや一軒家でも、通常はそれほど広くないので、お手伝いさんは住み込みではなく通いだ。それでも、1日2時間だけでも家にきてくれて、掃除と洗濯、それに本場の中華料理を作ってくれれば助かるし、言葉の問題もない。母国の中国にいるのとまったく同じだ。

経営・管理ビザを取得して来日した人なら、日本で何か「事業」を行わなければならないが、そのために、中国人のコンサルタントを雇って、どんなビジネスをしたらいいか相談することもできる。

これらは経済力があるからこそできることであり、彼らのために仕事をしてくれたり、アドバイスしてくれたりする在日中国人が存在する。日本人を頼らなくても済むということだ。