8月訪日外国人客数293万人、同月過去最高を7カ月連続で更新

AI要約

日本政府観光局が発表した8月の訪日外国人客数は前年同月比36.0%増の293万3000人となり、7カ月連続で過去最高を記録。

コロナ禍前の2019年同月比では16.4%増となっており、需要の高まりが見られる。

中国、韓国、台湾が最も多い来日客国・地域であり、今後も訪日客数の増加が期待される。

8月訪日外国人客数293万人、同月過去最高を7カ月連続で更新

Tetsushi Kajimoto

[東京 18日 ロイター] - 日本政府観光局(JNTO)が18日に発表した8月の訪日外国人客数は、前年同月比36.0%増の293万3000人(推計)となった。7月に記録した単月の過去最高記録329万2500人は下回ったものの、7カ月連続で同月としての過去最高を記録した。旺盛な需要と相まって、力強さの欠ける日本国内の消費活動を下支えすることが期待される。

コロナ禍前の2019年同月比では16.4%増となった。

東アジアや欧州などで学校の休暇により需要が大きく拡大した7月に比べ、季節的な要因から訪日客が減少しがちであることや台風による悪天候が影響した。

ただ、来日客数は高水準を維持しており、政府観光局は「引き続き、19年のコロナ前を上回る傾向にある」(広報)として、今後も増加傾向を見込んでいる。

国・地域別では、中国が最も多く74万5800人、次いで韓国が61万2100人、台湾56万4300人となっている。