「自分の心に問う」とパワハラ疑惑の斎藤知事 不信任決議案受けて『辞職』『解散』『失職』か 対応を明言せず 

AI要約

兵庫県の斎藤知事が不信任決議案可決を受けて失職や解散、辞任について明言を避けた

全会一致で不信任決議案が可決された結果責任を認めるも、今後の選択は慎重に考える姿勢を示す

文書問題に関する責任を初めて認め、自らの心の中での考えや兵庫県への責任を重要視

「自分の心に問う」とパワハラ疑惑の斎藤知事 不信任決議案受けて『辞職』『解散』『失職』か 対応を明言せず 

兵庫県の斎藤知事は県議会で自身への不信任決議案が可決されたことを受けて、記者の囲み取材に応じ、『失職』するか議会を『解散』するか、また自ら辞職するかについて明言しなかった。

兵庫県議会の全議員86人は19日の本会議で、元幹部職員の告発に対して「告発者の命を守れなかったという事実は大変重く、責任は大きい。県政の停滞と混乱、県益の損失は許されるものではない」などとして、斎藤知事に対する不信任決議案を提出し、全会一致で可決された。

斎藤知事は10日以内に議会の解散か失職かを選択することになる。

知事は議会解散の判断をしない場合、今月30日に自動失職し、50日以内に知事選が行われる。

 総務省によると、1966年以降、不信任決議案を可決された知事が、議会を解散した例はなく、解散する場合、全国で初めてとなる。

斎藤知事は、不信任決議案の可決を受けて囲み取材に応じ、今後について「しっかりと考えることが大事」と語り、『失職』するか議会を『解散』するか、また自ら辞職するかについて、決断の時期や対応について明言を避けた。

また「法的、内容も含めてきちっとやってきた面はあるが、結果責任として重い」と語り、文書問題について自身の責任を初めて認めた。

Q.どのようにして選択を考えるか?

兵庫県・斎藤元彦知事:やはり自分自身の思い、そして兵庫県にとってどういうことが、大事かとういことですね、これはそういったことも考えながら、自分自身の心の中に問いながら考えていきたい。

不信任決議を全会一致で私に対して可決したという状況について、結果をもって私の責任があるという風に思います。

 Q.一連の文書問題について自身の結果責任を認められたということか?

斎藤知事:やはりこういった結果になっているということ、議会の皆さんから全会一致でこういったことを示されたということは結果責任として重いと考えています。