「不信抱かせて心から申し訳ない」 兵庫知事不信任、一問一答

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事によるパワーハラスメント疑惑で県議会が不信任決議案を可決し、斎藤氏は県政の未来について考えている。

斎藤知事は今後の選択について慎重に検討し、県議会への感謝を表明しつつ、改革を進める意欲を示している。

斎藤氏は責任を感じつつも、引き続き改革を進め、新時代に向けた取り組みを続けることを決意している。

「不信抱かせて心から申し訳ない」 兵庫知事不信任、一問一答

 兵庫県の斎藤元彦知事(46)らによるパワーハラスメントなどの疑惑が文書で内部告発された問題で、県議会(定数86)は19日午後、斎藤氏への不信任決議案を全会一致で可決した。斎藤氏は10日以内に議会の解散か失職・辞職かの判断を迫られる。

 斎藤元彦知事は不信任決議の可決後、報道陣の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

 ――率直な今の心境は。

 ◆県民の皆様、全ての皆様に心配や不信を抱かせてしまい、心から申し訳ないという思いだ。決議案が全会一致で可決された事実をしっかり受け止めなければならない。重い状況と認識している。

 ――今後の選択は。

 ◆県政にとって大事な局面なので、決めるにも覚悟と判断が必要だ。先ほど可決されたばかりなので、決断は今すぐ申し上げることはできないが、しっかりと考えていきたい。

 ――自身の責任は。

 ◆全会一致で可決したという状況で、この結果をもって私に責任がある。結果責任として重く、私が負わないといけない。

 ――県議会への思いは。

 ◆議員の皆様は不信任決議に当たって重い、苦しい判断をされたと思う。3年間、県議会には新型コロナ対応や予算、条例で協力、理解をいただいた。全員に感謝の気持ちだ。

 ――「改革を前に」と発言し続けてきた。

 ◆その気持ちは変わらない。今まで改革を進めて、新しい時代に向けた取り組みを自分なりにしてきた。それを続けることが私の思いとしては大事だ。