自民党総裁選 小泉氏・高市氏など出馬表明先送りへ 台風の影響 麻生派は「派閥単位」の一本化はしない方針

AI要約

台風10号の接近が自民党総裁選に影響を与え、出馬表明が一部延期されるなか、候補者たちの様子を伝える。

総裁選に立候補した候補者たちは、政治とカネの問題や防災意識などについて様々な発言を行っている。

ジャーナリストのコメントから、派閥や台風接近による出馬表明延期の影響、総裁選への期待などがうかがえる。

自民党総裁選 小泉氏・高市氏など出馬表明先送りへ 台風の影響 麻生派は「派閥単位」の一本化はしない方針

台風10号の接近が、自民党総裁選にも影響を与えている。

10人以上の名前が取りざたされる、来月の自民党総裁選。

台風10号の接近を受け、総裁選への出馬表明を30日に予定していた小泉元環境大臣は28日、予定を1週間先送りし、来月6日に会見を開くと発表した。

立憲民主党・野田元首相:不退転の決意でやるかやらないかは決める。政治生命をかけた判断をしなければいけない。

28日朝、代表選出馬への思いを語った野田元首相も、出馬表明について、台風10号の接近を踏まえ熟慮する意向を示した。

台風で、出馬表明を遅らせる人がいる一方で、すでに自民党総裁選に立候補した河野デジタル担当大臣。

所属する麻生派では、会長の麻生副総裁が、河野氏への支援を表明しましたが、派閥単位で一本化することはしない考えも示した。

自民党・麻生副総裁:河野太郎を同志として、しっかり応援していきたい。一致結束、(箱)弁当みたいに縛り上げるつもりは全くありません。

また、河野氏と同じく出馬を表明した石破元幹事長は、政治とカネの問題を巡り、「ルールを守る自民党が大前提だ」と述べたほか、小林前経済安保担当大臣は講演で、今国会で成立した政治資金規正法の改正は「まだ道半ばだ」と述べるなど、総裁選に向けた動きが本格化している。

ジャーナリスト 鈴木哲夫さん:派閥がなくなったって言うけど、後ろでグループが新しくできてね。決戦投票になったら、結局グループで(投票)となるだろうし、派閥ってなくなったの?と思います。

ジャーナリスト 鈴木哲夫さん:あと、台風が近づいてるから出馬表明をしない。こんなこと当たり前ですよね。国民の命、つまり 災害有事、それに今国会議員が一番やらなきゃいけない仕事は、それにどう対応するかであって、悪いけど総裁選じゃない。岸田さんが出馬会見したのは8月14日だった。あの時は、南海トラフ地震警戒臨時情報が出ていた。それが終わらないうちに会見をした。今の政権は防災に対する意識が本当に薄い。今度の総裁選は、防災に対する意識を徹底的に持ってほしいです。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月28日放送)