「次の自民総裁」小泉氏22%超・石破氏22%・高市氏11% 解散総選挙は「年内」望む声5割 【FNN世論調査】

AI要約

自民党総裁選は、岸田首相の不出馬・退陣表明で過去最多の立候補が見込まれ、混戦が予想されている。

最もふさわしい総裁候補としては、小泉進次郎元環境相がトップの22.4%の支持を集め、続いて石破茂元幹事長が21.6%となっている。

自民支持層での調査では、小泉氏が29.4%で最も支持を伸ばし、続いて石破氏と高市氏も支持を広げた。

「次の自民総裁」小泉氏22%超・石破氏22%・高市氏11% 解散総選挙は「年内」望む声5割 【FNN世論調査】

岸田首相が、総裁選への不出馬・退陣を表明して、動きが活発化する自民党総裁選は、過去最多の立候補となる見通しで、混戦の様相が強まっている。

FNN世論調査(8月24,25日全国の有権者に電話調査)では、「ポスト岸田」として、最もふさわしい総裁候補について聞いたところ、小泉進次郎元環境相が22.4%と、トップの支持を得た。

続いて、石破茂元幹事長が21.6%と僅差で続いた。

3番手は、高市早苗経済安保相が10.8%、26日に立候補を表明した、河野太郎デジタル相が7.7%となった。

続いて、立候補に準備を進める上川陽子外相が4.2%、真っ先に立候補に名乗りを上げた“コバホーク”小林鷹之前経済安保相が3.6%、青山繁晴参院議員が1.6%、茂木敏充幹事長が1.3%、並んで野田聖子元少子化相1.3%、林芳正官房長官1.0%、加藤勝信元官房長官0.6%、斎藤健経産相0.2%となった。

【次の総裁にふさわしい人】

小泉進次郎 元環境相  22.4%

石破茂 幹事長     21.6%

高市早苗 経済安保相  10.8%

河野太郎 デジタル相  7.7%

上川陽子 外相     4.2%

小林鷹之 前経済安保相 3.6%

青山繁晴 参院議員   1.6%

茂木敏充 幹事長    1.3%

野田聖子 元少子化相  1.3%

林芳正 官房長官    1.0%

加藤勝信 元官房長官  0.6%

斎藤健 経産相     0.2%

(この中にいない・わからない・言えない) 23.7%

自民党総裁選は、367人の国会議員票と、全国の自民党員票を同数の367票に換算して、総票数734票を争う選挙となる。

国会議員票の数とともに、勝敗の行方を決めるのが、自民党員投票となる。

そこで、自民党支持層に限って「最も総裁にふさわしい人」に関する質問をみると、小泉氏は、約7ポイント伸ばして29.4%、石破氏は1ポイント強伸ばして23.0%、高市氏は5ポイント近く伸ばして15.3%と、上位3人はいずれの候補も支持を伸ばした。

続いて、河野氏7.0%、上川氏4.3%、小林氏4.0%。茂木幹事長は、自民支持層では支持が倍増して2.5%、林氏1.2%、青山氏1.0%、加藤氏0.9%、野田氏と斉藤氏が0.3%となった。

自民支持層がそのまま自民党員ではないものの、より党員投票の実態に近づいた形では、小泉氏、高市氏の順で大きく支持を伸ばし、石破氏も支持を広げた。

また、7月調査で同じく、自民支持層に限った総裁候補を質問した調査に比べると、小泉氏は16ポイント以上支持が拡大した。

7月調査では候補者として選択肢に入っていた、岸田首相と菅前首相が8月調査では選択肢から外れたことで、岸田氏・菅氏を支持していた意見が、小泉氏に大きく流れた形となった。

【次の総裁にふさわしい人×自民支持層】

(カッコ内は7月)

小泉進次郎 元環境相  29.4%(13.0)

石破茂 幹事長     23.0%(21.2)

高市早苗 経済安保相  15.3%(10.6)

河野太郎 デジタル相  7.0%(8.2)

上川陽子 外相     4.3%(5.5)

小林鷹之 前経済安保相 4.0%

茂木敏充 幹事長    2.5%(2.2)

林芳正 官房長官    1.2%(1.8)

青山繁晴 参院議員   1.0%

加藤勝信 元官房長官  0.9%

野田聖子 元少子化相  0.3%(1.2)

斎藤健 経産相     0.3%

(この中にいない・わからない・言えない) 10.7%