「小石河連合」今回はライバルに 河野氏出馬“裏金議員”に厳しい姿勢 石破氏“最後の戦い” 小泉氏は30日に…

AI要約

河野デジタル相が自民党総裁選への出馬を表明し、裏金議員への厳しい姿勢を示す。

河野氏は過去の実績を強調し、政策の前進を訴える。

過去の連携者との関係が一転し、今回はライバル関係となる中で派閥からの支持を図る苦悩がある。

「小石河連合」今回はライバルに 河野氏出馬“裏金議員”に厳しい姿勢 石破氏“最後の戦い” 小泉氏は30日に…

前回の自民党総裁選で連携したいわゆる「小石河連合」の3人。今回はライバル関係になりますが、その1人・河野デジタル相が26日に出馬を表明し、“裏金議員”への厳しい姿勢を示しました。

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26日午後10時すぎ、テレビ出演後に取材に応じた河野デジタル相。

──(総裁選の投票日までの)1か月、どのように臨んでいく?

河野太郎デジタル相(61)

「非常に多く候補者が出られるということになる。なるべくしっかりと自分の政策を世の中に発信をしていきたいと」

挑む、3度目の総裁選。

河野太郎デジタル相(61)

「自由民主党の総裁選挙に出馬いたします」

26日午後2時、正式に出馬を表明しました。

掲げたキャッチコピーは「有事の今こそ、河野太郎」。自身の武器としてアピールしたのは、これまでの“実績”です。

河野太郎デジタル相(61)

「改革と言うのは簡単です。 やるべき改革をやった実績があるのか。そこが問われるんだと思います」

ワクチンやマイナンバーカードなどの政策について「批判もあったが前に進めてきた」と訴えました。

また、踏み込んだ発言をしたのが、裏金事件をめぐる対応です。「政治に対する信頼回復が急務」だとし…

河野太郎デジタル相(61)

「不記載になってしまった金額を返還することで、けじめとして前へ進んでいきたいと思っております」

政治資金収支報告書に不記載があった議員に対し、同じ金額を返納するよう求めました。

26日夕方、日本テレビ『news every.』に生出演した河野氏は…

河野太郎デジタル相(61)

「不記載の問題は、なんでこうしたことが起こったのか、真相究明ができませんでした。信頼をもう一度勝ち得るためには、金額を返納してけじめとして、前に進むのが、私は大事なのではないかと」

前回の総裁選(2021年)では、小泉元環境相、石破元幹事長と連携し「小石河連合」で戦っていた河野氏。今回は3人がそれぞれ出馬へ。関係が一転、ライバルとなります。

河野氏は、所属する麻生派を中心に支持を広げたい考えですが、脱派閥の総裁選となる中、派閥に残ったことで、党内からは「麻生派から離脱しなければ支持できない」(自民党議員)と、厳しい声もあがっています。