告発の県幹部処分は「不適切」 兵庫市長会、文書提出へ

AI要約

兵庫県知事の疑惑告発文書問題に関連し、29市の市長会が元県幹部の懲戒処分に不満を表明

斎藤知事の対応が不適切と指摘される中、要望書をまとめて提出する方針

幹部の死亡にも触れられ、県政の混乱解消を早急に求める声もある

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、県内全29市で構成する県市長会が、文書を配布した元県幹部を公益通報者保護法の対象とせず懲戒処分を下した斎藤氏の対応を「不適切だ」とする意見を盛り込んだ文書をまとめた。関係者への取材で21日分かった。県政混乱の早期収束などを求める斎藤氏宛ての要望書として23日提出する。

 市長会は7日、文書問題について意見交換する異例の臨時総会を開催。元県幹部が死亡したことに議論が及び、「幹部が亡くなるのは相当大きいこと。しっかりと対応してもらわない限り、『知事としっかり連携する』と市民に胸を張って言えない」といった声が上がっていた。