「坊っちゃん劇場」台湾公演へ 10月、地元の子ども招待

AI要約

台湾南西部・嘉義市と愛媛県東温市の「坊っちゃん劇場」がミュージカル「KANO」を嘉義市で上演することを決定し、地元の子どもたちを招待する。

「KANO」は日本統治時代の1931年夏の甲子園大会を題材に、台湾代表、嘉義農林が準優勝した実話に基づいており、台湾人キャストも出演する。

同名映画もあり、先住民と漢民族、日本人の混成チームによる感動の人間ドラマが描かれ、台湾で大ヒットした。

「坊っちゃん劇場」台湾公演へ 10月、地元の子ども招待

 【嘉義共同】台湾南西部・嘉義市と「坊っちゃん劇場」(愛媛県東温市)は12日、ミュージカル「KANO」を10月に嘉義市で上演し、地元の子どもたちを対象にした招待公演も実施すると発表した。KANOは日本統治時代の1931年夏の甲子園大会で近藤兵太郎(松山市出身)率いる台湾代表、嘉義農林が準優勝した実話を基にしている。

 嘉義市の黄敏恵市長は「良質のミュージカルを、その(物語の)ふるさとに持ち帰って演じてくれるのは、素晴らしいことだ」と話した。台湾人キャスト3人も出演する。

 先住民と漢民族、日本人の混成チームで快進撃を果たした人間ドラマを描く同名の映画は、14年に台湾で大ヒットした。