日航機墜落事故から39年 群馬・上野村で「灯篭流し」

AI要約

1985年8月12日、羽田発伊丹行きの日航123便が群馬県上野村で墜落し、520人が犠牲に。39年目の灯篭流しで犠牲者に祈り捧げられ。

御巣鷹の尾根で灯篭供養が行われ、遺族は40年目迎えられない現実を直面。空の安全への懸念も。

遺族は12日、慰霊登山を行う。過去の航空事故もあり、安全性への意識を高める必要性。

日航機墜落事故から39年 群馬・上野村で「灯篭流し」

 520人が犠牲になった日航機墜落事故から12日で39年です。11日は群馬県上野村で「灯篭流し」が行われ、犠牲者への祈りが捧げられました。

 1985年8月12日、羽田空港発、伊丹空港行きの日本航空123便が群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に墜落し、520人が犠牲になりました。

 11日、墜落現場となった御巣鷹の尾根のふもとを流れる神流川で、日航機が墜落した午後6時56分に合わせて灯篭供養が行われました。当時9歳の息子を亡くした美谷島邦子さんは、「40年目を迎えることが出来ない遺族もいる。子どもたちに事故を知ってもらい、一緒に伝えてもらいたい」と語りました。

 一方、別の遺族からは1月に起きた日本航空と海上保安庁の機体同士が衝突した事故などを受けて、「空の安全」を懸念する声もあがりました。

 遺族は12日、御巣鷹の尾根を目指して慰霊登山を行います。(ANNニュース)