気象庁、南海トラフで新たな解説情報 日向灘付近「地震活動、活発な状態」

AI要約

気象庁は南海トラフ巨大地震の注意情報に関する新たな解説情報を発表した。日向灘でM7・1の大地震後、地震活動が活発な状態が続いており、1週間は備えを再確認し、避難態勢を取るよう呼びかけている。

日向灘ではM7・1の地震後、震度3~1の地震が16回発生しており、地殻変動については通常の変化以外は観測されていない。

南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震の発生可能性が高まっているとして、注意情報が8日に発表された。

気象庁、南海トラフで新たな解説情報 日向灘付近「地震活動、活発な状態」

 気象庁は10日、南海トラフ巨大地震の注意情報に関する新たな解説情報を発表した。8日夕にマグニチュード(M)7・1の大地震が起きた日向灘の震源付近では「その後も地震活動の活発な状態が続いている」とし、同地震から1週間は備えを再確認し、揺れを感じたら直ちに避難できる態勢を取るよう、改めて呼びかけた。

 同庁の集計によると、日向灘ではM7・1の地震以降、震度3~1の地震が16回(10日午後2時現在)発生した。地殻変動については「地震後に通常みられる変化以外は今のところ観測されていない」とした。

 注意情報は8日に発表された。日向灘の地震を受けて臨時開催された有識者らの評価検討会で「南海トラフ地震の想定震源域で、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっている」と判断した。