サンマ、今年も不漁の恐れ 近海への来遊、低水準 水産庁

AI要約

水産庁は30日、不漁が続いているサンマについて、2024年漁期の来遊量が低水準になる見通しを発表。

プランクトンの減少や地球温暖化の影響で、サンマの生存や成長が難しくなっている。

今年もサンマは不漁となる可能性が高い。1歳魚の重量も前年より小ぶりになる見込み。

 水産庁は30日、不漁が続いているサンマについて、主な漁場となる日本近海への2024年漁期(8~12月)の来遊量が、昨年同様低水準になるとの見通しを発表した。

 地球温暖化などを背景に、エサとなるプランクトンが減り、サンマの生き残りや成長が難しくなっているとみられる。

 日本の秋の風物詩であるサンマは、今年も不漁となる可能性がある。

 漁獲の対象となる1歳魚の重量は、90~110グラム台(前年は110~120グラム台)と予測。見通しをまとめた水産研究・教育機構水産資源研究所の担当者は「かなり小ぶりになる」との見方を示した。