19、20年度も漁獲量未報告 青森のクロマグロ、計90トン超

AI要約

青森県大間産クロマグロの2021年度分漁獲量の一部が報告されていなかった問題が明らかになり、県は19年度に3.5トン、20年度に89.1トンの未報告があったと発表した。

報告義務違反があった漁業者は19年度11人、20年度23人で、大間、奥戸、大畑町の漁協に所属していた。

さらに、21年度分で92.2トンの未報告と報告期限違反が判明し、水産物卸売会社の社長2人が漁業法違反の罪で有罪判決を受けた。

 青森県大間産クロマグロの2021年度分漁獲量の一部が報告されていなかった問題で、県は29日、19年度に3.5トン、20年度に89.1トンの未報告があったと発表した。18年度以前は未報告が疑われる証拠は見つからず、少なくとも19~21年度に報告義務違反があったことが判明して一連の調査を終えた。

 県によると、違反した漁業者は19年度11人、20年度23人で、大間、奥戸、大畑町のいずれかの漁協に所属していた。21年度は未報告と報告期限違反を合わせて92.2トンだったことが分かっている。

 21年度分を巡っては、水産物卸売会社の社長2人が漁業法違反の罪で有罪判決を受けた。