# 海洋生物学

ホホジロザメの赤ちゃんにカメラを初めて装着、子ザメはどこへ? 米NY沖に巨大な育成場
10時間前

ホホジロザメの赤ちゃんにカメラを初めて装着、子ザメはどこへ? 米NY沖に巨大な育成場

 米国ニューヨーク州ロングアイランドの砂浜を埋め尽くす海水浴客は、この温暖な海が海水浴に最適な場所だと感じているのは自分たちだけではないと知って、驚くかもしれない。実は、ニューヨーク湾と呼ばれるロングアイランド沖の海域では、何百匹ものホホジロザメの赤ちゃんが餌のとり方、移動の仕方、捕食者を避け

福島第一原発周辺の海水と魚のモニタリング結果(7月5日発表)
2024.07.05

福島第一原発周辺の海水と魚のモニタリング結果(7月5日発表)

東京電力による、福島第一原発周辺の海水のモニタリング結果です。4日に原発から3km以内の10地点で採取された海水のトリチウム濃度は、いずれも検出限界値を下回りました。また、水産庁が4日に採取した魚(ヒラメ)の迅速分析の結果も、全て検出限界値未満でした。

幻想的なサンゴの産卵始まる 和歌山県串本町の海
2024.07.05

幻想的なサンゴの産卵始まる 和歌山県串本町の海

 串本海中公園センター(和歌山県串本町有田)近くの海でサンゴの産卵が始まっている。同センター水族館の飼育員が3日夜に確認した。飼育員によると、おそらく今年初の産卵という。 同水族館では毎年6月下旬からサンゴの産卵調査をしている。この日は水深約10メートルの海中で調査したところ、枝

サンゴゆらゆら、幻想的な夜の海 和歌山・串本で産卵確認
2024.07.04

サンゴゆらゆら、幻想的な夜の海 和歌山・串本で産卵確認

 和歌山県串本町有田の串本海中公園センター前の錆(さび)浦海岸で3日夜、サンゴの産卵が確認された。サンゴの卵が夜の海中を漂い、幻想的な光景を作り出している。同センター研究所の佐久間夢実研究員は「今年初めての産卵ではないか」と話している。 本州最南端に位置する串本町は、暖流の黒潮に

「造礁サンゴ」の新種発見 宮崎大学などが日南・大島周辺海域で
2024.07.04

「造礁サンゴ」の新種発見 宮崎大学などが日南・大島周辺海域で

 宮崎大(宮崎市)などの研究グループは3日、宮崎県日南市の大島周辺海域で、サンゴ礁を形成する能力のある「造礁サンゴ」の新種を発見したと発表した。同県延岡市の島浦島や熊本県天草市牛深の周辺海域でも生息を確認。群体によって赤や緑、茶色など多様な色があることから「ヘンゲカメノコキクメイシ」と命名し、

プランクトンの世界、人気図鑑のポケット判に 59人の専門家が執筆
2024.07.04

プランクトンの世界、人気図鑑のポケット判に 59人の専門家が執筆

 人気シリーズ「小学館の図鑑NEO」のポケット判から、「プランクトン」が出版された。小さな水の生き物たちの世界が、色鮮やかに詰まっている。企画したのは、島根大学の仲村康秀助教(39)=海洋生物学。「プランクトンがいなければ地球は滅亡する」という存在の大きさを感じることができる一冊だ。<

コンブの大量養殖技術実証試験 岩手県で視察・意見交換会 エフレイの委託事業
2024.07.04

コンブの大量養殖技術実証試験 岩手県で視察・意見交換会 エフレイの委託事業

 福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)の委託事業としてコンブの大量養殖技術の研究開発を行っている理研食品(本社・宮城県多賀城市)は3日、実証試験をしている岩手県大船渡市で現地視察と意見交換会を開催し、産学官の関係者が情報を共有した。 同社が代表機関を務めるコンソーシアム(

地球温暖化は食卓のカツオにも影響か…かごしま水族館、共同研究でふ化と水温との関係解明
2024.06.28

地球温暖化は食卓のカツオにも影響か…かごしま水族館、共同研究でふ化と水温との関係解明

 鹿児島市のかごしま水族館は、国立研究開発法人水産研究・教育機構との共同研究で、カツオのふ化と水温の関係が初めて明らかになったと発表した。研究チームの論文は、魚類に関する専門誌「ジャーナル・オブ・フィッシュ・バイオロジー」に5月16日付で掲載された。 共同研究では水温21~33度

体長3m超! 1日約90kmを移動する種もいるナマコ、実はウニやヒトデの仲間
2024.06.25

体長3m超! 1日約90kmを移動する種もいるナマコ、実はウニやヒトデの仲間

 イボのような突起のある円筒状の体がキュウリを思わせるのか、ナマコは英語圏で「sea cucumber(海のキュウリ)」と呼ばれている。この風変りな生き物は無脊椎動物で、ヒトデ、ウニ、ウミユリと同じ棘皮(きょくひ)動物だ。 世界には約1250種のナマコが生息している。海底やその近

レアメタル含む岩石2億トン 南鳥島沖、25年採取目指す
2024.06.21

レアメタル含む岩石2億トン 南鳥島沖、25年採取目指す

 小笠原諸島・南鳥島沖の排他的経済水域(EEZ)内の深海底に、レアメタル(希少金属)を含む球状の岩石「マンガンノジュール」が2億トン以上あることが確認されたと、東京大と日本財団の調査チームが21日発表した。2025年以降、民間企業などと共に商用化を目指した試験採取を始める計画だという。

謎多きクジラの生態解明へ、ホエールウォッチング中にみつけた「排せつ物」を国立科学博物館に提供
2024.06.21

謎多きクジラの生態解明へ、ホエールウォッチング中にみつけた「排せつ物」を国立科学博物館に提供

 高知県黒潮町のNPO法人砂浜美術館が土佐湾で行うホエールウォッチングで、謎が多いクジラの生態を解明しようと、職員でガイドを務める大迫綾美さん(30)らが国立科学博物館(東京)動物研究部の田島木綿子研究主幹らの研究グループに協力。ウォッチ中に発見したクジラの排せつ物を採取して提供する「クジラの

「船の上を走り回るほどびっくりしました」生きたリュウグウノツカイの幼魚をマリンワールドの職員が発見
2024.06.19

「船の上を走り回るほどびっくりしました」生きたリュウグウノツカイの幼魚をマリンワールドの職員が発見

福岡市西区の小呂島の漁港で、生きた「リュウグウノツカイ」の幼魚が見つかりました。幼魚はその後すぐに死んでしまいましたが、マリンワールド海の中道では、今後、標本にすることを検討しています。6月13日正午すぎ、小呂島の漁港の岸から2メートルほど離れた場所で見つかったのは

サメとビーチをシェアするには、「サメ予報」の実現へ進む研究、米でホホジロザメ目撃増加
2024.06.19

サメとビーチをシェアするには、「サメ予報」の実現へ進む研究、米でホホジロザメ目撃増加

 米国北東部の海岸で近年、ホホジロザメの目撃件数が増えている。餌となるハイイロアザラシに引き寄せられて、この海域に集まってくるためだ。ハイイロアザラシは、1972年に米国の海洋哺乳類保護法によって狩りが禁止されて以来、東海岸で数が回復している。 米フロリダ自然史博物館が運営するデ

ウミグモのオスはなぜ「子煩悩な父親」なのか、南極の巨大種で謎を解く手がかりを発見
2024.06.16

ウミグモのオスはなぜ「子煩悩な父親」なのか、南極の巨大種で謎を解く手がかりを発見

 タツノオトシゴのお父さんが子育てすることはよく知られている。しかし、ウミグモも似たようなことをすることは、あまり知られていない。 長い脚を持つウミグモは、世界中の海に1500種ほどが生息している。潮の満ち引きの合間に潮だまりをうろつく小さなものから、極地の深海を歩きまわる大型の

水産庁がクロマグロ産卵撮影成功 群れで一斉に受精、生態解明期待
2024.06.14

水産庁がクロマグロ産卵撮影成功 群れで一斉に受精、生態解明期待

 水産庁は14日、南西諸島周辺でクロマグロの産卵シーンの撮影に成功したと発表した。群れで泳ぎながら一斉に受精させたり、海面付近で水しぶきを上げたりする様子を動画に収めた。自然環境での産卵映像は世界的にも貴重だといい、観察実績が積み重なれば不明点が多い生態の解明につながると期待される。<

魚はなぜ群れをなすのか? その理由がわかる5枚の写真
2024.06.13

魚はなぜ群れをなすのか? その理由がわかる5枚の写真

広大な海の中で魚が単独行動することは稀だ。代わりに、彼らは群れをなすことで、いたるところに存在する捕食者の脅威と戦い、集団生活による集合的利益を活用する。スクール(school)とショール(shoal)はいずれも魚群を意味する専門用語だ。スクール(school)が高度に同期され組

「一体これはなんだ?」サメが吐き出した生き物に豪科学者たちが衝撃を受ける
2024.06.12

「一体これはなんだ?」サメが吐き出した生き物に豪科学者たちが衝撃を受ける

「研究者たちは衝撃を受けました」――。オーストラリアのジェームズ・クック大学が、これまで知られていなかったイタチザメの捕食行動について発表した。同大学が6月6日に発表したプレスリリースによると、海洋生物学者のニコラス・ルビッツ氏と研究チームが2022年5月、クイーンズランド州オル

今年の捕鯨枠128頭を承認 アイスランド
2024.06.12

今年の捕鯨枠128頭を承認 アイスランド

【AFP=時事】アイスランド政府は11日、国内で唯一捕鯨を続けている水産会社クバルル(Hvalur)に対し、今年の捕獲枠としてナガスクジラ128頭を承認したと発表した。 クバルルは1月、向こう5年分の捕獲枠を新たに申請していた。昨年の捕獲枠は161頭だった。 アイス

イタチザメ、ハリモグラを丸ごと吐き出す 豪研究者が初めて目撃
2024.06.07

イタチザメ、ハリモグラを丸ごと吐き出す 豪研究者が初めて目撃

(CNN) オーストラリア北東部オーフィアス島の沖合で、イタチザメが死んだハリモグラをはき出す出来事が観測されたことが分かった。研究者がこのような事例を目撃するのは初とみられている。ハリモグラは全身を針に覆われた丸みを帯びた哺乳類で、オーストラリアに多く生息する。大

「マジで鳥肌」「今まで見た中で一番恐ろしい」 シンガポールの海岸で発見された魚が話題に
2024.06.07

「マジで鳥肌」「今まで見た中で一番恐ろしい」 シンガポールの海岸で発見された魚が話題に

 【NEWSIS】シンガポールの海岸で「奇怪な」魚が発見された。英紙デイリー・メールなど外信が4日、報じた。 報道によると、この魚を発見したのはデニス・チャンさん。チャンさんは海辺を散歩していたところ、砂の中に変わった魚がいるのを見つけた。 魚は、体部分を砂の中に隠