今年もサンマは高級魚? 一時的に上向くも去年並みの低水準の見通し 水産庁発表

AI要約

今年のサンマの来遊量は低水準で、食卓から遠ざかる可能性が高い。

サンマは2年ほどの寿命を持ち、今年は前年を下回るサイズで取れる見込み。

過去最低水準だった去年の水揚げ量に比べても、今年の見通しは厳しい状況が続く。

今年もサンマは高級魚? 一時的に上向くも去年並みの低水準の見通し 水産庁発表

今年も食卓から、遠い魚になりそうです。

水産庁は今季の、サンマの来遊量の見通しを発表しました。

去年と同じ低水準が見込まれています。

見通しは今年8月から12月までの北海道の東から福島の常磐沖の海域にかけてで、水産庁によりますと、10月にはアリューシャン列島方面から北海道道部の、北方四島周辺海域までサンマが近付いてきて一時的にサンマが取れる状態になりますが期間中の来遊量は去年並みの低水準になる予測です。

サンマの寿命は2年ほどといわれていてスーパーの鮮魚売場などで売られているのは主に去年生まれた「1歳魚」です。

その大きさも去年を下回る見込みだということです。去年の道内のサンマの水揚げ量は過去最低だったおととしより38%多い1万4908トンでした。

前年実績を上回るのは2年ぶりでしたが、5年前の3割程度にとどまっています。