今年上半期の刑法犯認知件数35万350件で2年連続増加 SNS使った投資詐欺などが押し上げ要因か 不同意わいせつ事件も増加

AI要約

全国の刑法犯の認知件数が前年比で1万7550件増加し、窃盗犯や詐欺などの犯罪が増えている。

窃盗犯の認知件数増加の主な理由は、太陽光発電施設での銅線ケーブルの窃盗や自転車盗、万引きの増加など。

詐欺事件や性犯罪も増加しており、SNSを使った投資詐欺が顕著に増加している。

今年上半期の刑法犯認知件数35万350件で2年連続増加 SNS使った投資詐欺などが押し上げ要因か 不同意わいせつ事件も増加

今年1月から6月までの上半期、全国の刑法犯の認知件数が前の年の同じ時期と比べ1万7550件増え、35万350件だったことが警察庁のまとめで分かりました。2年連続の増加です。

このうち、窃盗犯の認知件数が23万6951件と、8134件増えていて、茨城など、北関東などを中心に増加している太陽光発電施設での銅線ケーブルの窃盗のほか、自転車盗や万引きの増加が影響しているものとみられています。

また、詐欺などの重要犯罪も増えています。詐欺事件の認知件数は5905件増加して2万7195件で、去年の下半期から急増しているSNSを使った投資詐欺が件数を押し上げているということです。

また、不同意性交等の認知件数が879件増えて1823件、不同意わいせつが804件増えて3176件でした。

警察庁は「去年の刑法改正や、被害者が被害の申告や相談をしやすい環境整備づくりが影響している」と指摘しています。